『福音と世界』から

 『福音と世界』2015.2、が届きました。内容の簡単な紹介をいたします。

特集:教会と預言
 1月号に続き、「教会」がテーマですが、今回は預言との関わり、つまり教会にとっての預言の意義ということです。預言は教会(信仰共同体)に依拠しつつも、それをいわば外部から批判的に問いただすものとなるということです。

・「旧約預言者の特質と現代」(樋口進)
・「矢内原忠雄に学ぶ現代の預言者像」(田中健三)
・「預言者精神を受け継ぐということ」(金井美彦)
・「一斉に讃美の声を挙げる女性預言者たち」(絹川久子)
・「危機の時代の預言とエクレシア──ウォルター・ブルッゲマンの議論を通じて」(堀真吾)
 
 旧約聖書の預言者は当然ですが、矢内原が取り上げられており、またフェミニズと神学からの議論も興味深い。全体として特集の意図は満たされたと言えるか。

次に、連載へ。
・一色哲「南島キリスト教史入門」4
 「ベッテルハイム顕彰行事からみた沖縄キリスト教史の概観(2)」
・「旅する教会──再洗礼派と宗教改革」23
 永本哲也「世界に広がる再洗礼派──アジア、アフリカ、ラテンアメリカへの宣教」
 再洗礼派は、 「1世紀以上にわたる世界宣教の結果、アジア、アフリカ、ラテンアメリカに広がっていった」、「世界宣教後誕生した、アジア、アフリカ、ラテンアメリカ三大陸の教会が再洗礼派人口の約66%と多数派になっている」。
 この状況は、キリスト教自体についても妥当する。「キリスト教=欧米の宗教」という図式は古すぎる。

新連載として次の企画がスタート
・秋葉睦子「ドイツ教会通信」1
  「キリスト教国に陰り?」

その他に、次の記事が掲載されています。
書評:朝香知己
パトリック・S・チェン『ラディカル・ラブ ウィア神学入門』新教出版社。
 専門から言ってぴったりな書評者による書評。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR