日本思想5

岩波講座「日本の思想」の第五巻目の紹介です。

苅部直、黒住真、佐藤弘夫、末木文美士 責任編集
『身と心──人間像の転換』(岩波講座「日本の思想」5)
岩波書店、2013年。

Ⅰ 身心に深みへ──近代的人間像から伝統的身体論へ (末木文美士)

Ⅱ 身と心のせめぎ合い
  心身把握の歴史的概観──仏教・道教・近世儒教 (馬淵昌也)
  身体と修行 (鎌田東二)
  性と愛のはざま──近代的ジェンダー・セクシュアリティ観を疑う (三橋順子)
  めぐる時間・めぐる人生──「輪廻とは異なるめぐる時間」の諸相 (西平 直)

Ⅲ 身と心を越えるもの
  「血」の思想 (西田知己)
  病の思想史 (松尾剛次)
  現世を生きる──近世的死生観の傾向 (高橋文博)
  鎮魂のゆくえ──折口信夫のタマフリ・タマシヅメ論から (川村邦光)

古典を読む
  まえがき (末木文美士)
  道元『正法眼蔵』 (頼住光子)
  山本常朝『葉隠』 (竹村英二)
  西田幾多郞『善の研究』 (沖永宜司)

 身心は、前巻の自然との関連することによって、宗教思想の中心に位置している。特に、日本思想を考える上で決定的な重要性を有しており、取り上げるべきテーマは無数に設定できるだろう。キリスト教思想研究でも抽象論や思想家テキストに閉塞した研究を越えるには、身心・自然といった事柄は常に意識すべきものと言える。この巻に収録された諸論考は、本ブログのテーマを追求する上でも、きわめて、示唆的である。同様の議論を、キリスト教思想に即して展開するとどうなるだろうか。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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