京都大学より、大学院入試

 2月は、大学の教員にとってもっとも忙しい季節である。1月後半から始まった、試験や成績提出(入力)と卒論・修論の試問が2月初旬で終了すると、大学院入試となり、その後は、大学入試関連業務へと続きます。これらが終わると、もう3月に入っており、あっという間に、新年度というわけである。そして、これらの合間をぬうようにして、研究会を行い、論文などを書き上げる。ともかくも、大変な季節である。
 しかし、もちろん大変なのは、教員だけでなく、受験生もそうである。
 本日は、文学研究科・大学院入試の二次試験がこれからおこなわれ、寒い中、受験生にとっては大変な一日になる。キリスト教学専修の大学院をめざす方々には、特にがんばっていただきたい。

 最近、論文執筆の関係で、矢内原忠雄の文章を読んでいますが、目に付いた言葉を紹介します。矢内原が、1954年12月19日に東大聖書研究会主催クリスマス講演として行った「終戦後十年」の最後の部分ですが、この季節に心に響く言葉です。

「人は来り人は去るでありまして、学生諸君は来ては去り、来りは去ります。しかしこの教室の壁は、過去三十年にわたって私がいかなる精神と信仰をもつて学問を教へ、感話を語り、またクリスマスの講演をして来たかを、証明してくれるでせう。壁だけではありません。諸君の生きたハートに私の述べた言葉の一片でも留りまして、それが諸君の生涯を決定し、それを通じて日本と世界の救の基礎が築かれるならば、どれだけか幸でありませう。」

 現在の大学教育にはもはやあまり期待できないような、良き教育の場が存在してことが感じられます。京都大学は、京都大学文学研究科キリスト教学専修は、学生にとってどんな場となり得るのかについて、あれこれ思い巡らしつつ、わたくしも、二次試験の開始を待ちたいと思います。
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