日本のキリスト教の一断面

 明治以降の日本キリスト教、特にプロテスタントについては、「武士的」「武士道」といった特徴付けがなされることがある。その場合に、しばしばなされるのが、エリートしての武士に対する庶民、民衆の視点であり、それはさまざまなところに潜んでいる。
 今回紹介するのは、ウェーバー研究者として有名な梅津順一さんの論文である。

梅津順一
「「平民道徳」とキリスト教──徳富蘇峰の福澤諭吉批判」
国際基督教大学キリスト教と文化研究所
『人文科学研究 キリスト教と文化』44、2013、21-55頁。

福澤の道徳論が欠如しているとの視点から西洋道徳(「平民道徳」)の必要性を強調した徳富蘇峰。しかし、日清戦争後に、帝国日本の推進者となった徳富は、「「平民道徳」に代わって王室中心の国民道徳を提唱するに至った」。これは、日本キリスト教思想における重要な問題点に関わっている。日清戦争は決定的な転換点か?
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