アガンベンとキリスト教

 アガンベンの政治哲学はキリスト教思想ともさまざな仕方で結びついている。実際、アガンベンはキリスト教に関わる問題を直接扱っており、キリスト教についての知見なしにアガンベンを理解することは困難であろう。本ブログでアガンベンを扱うのは当然である。
 今回紹介するのは、アガンベンの最近の著作であり、テーマはずばりイエスに関わる。

Giorgio Agamben,
Pilate and Jesus,
Stanford University Press, 2015.
(Pilato e Gesú, Nottetempo, 2013)

Acknowledgement
Pilate and Jesus

Glosses
Bibliography


小編(新書版ほどのサイズで、本文だけなら、45頁)ではあるが、アガンベンにおいては、重要な位置を占める著作。裏表紙には次のような説明がある。

This book takes Pilate's role in the trial of Jesus as a starting point for investigating the function of legal judgement in Western society and the ways that such judgement requires us to adjudicate the competing claims of the eternal and the historical. Coming just as Agamben is bringing his decades-long Homo Sacer projecto an end, Pilate and Jesus sheds considerable light on what is at stake in that series as a whole. At the same time, it stands on its own,perhaps more than any of the author's recent works. It thus serves as a perfect starting place for readers who are curious about Agamben's approach but do not know where to begin.

 ホモサケル企画の全体を概観し、次の新しい思索の出発点となる。なるほど、それが、ピラトとイエスという問い、イエス裁判であるというのは興味深い。イエス裁判・訴訟ということでは、モルトマン『十字架につけられた神』の議論を思い出させる。必要ならばイタリア語の原文を見ることになるが、英語がすぐに出るのは大いに助かる。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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