『図書』から

 『図書』2015.6(岩波書店)が届きました。
 今回は、「特集 広辞苑刊行60年」とのタイトルがついており、次の文章が収録されています。
 日本語について調べるツールとしてわたくしもしばしばお世話になる広辞苑、すぐれた辞典として定評のあるものですが、すでに60年。辞典は積み重ねを要する文化事業であり、優れた辞典の存在は、文化的な水準に関わります。

・「国語辞典」という問題(マイク・モラスキー)
・こんな『広辞苑』がほしい(永江朗)
・コウジと私(小島慶子)
・守り神、そして知の迷宮(内田麻理香)
・広辞苑の予言(又吉直樹)

 実は、日本基督教学会でも、『基督教大事典』という企画が進みつつあります。9月の学術大会では、その具体的な企画が提案される見込みです。

 今回も、面白いのは、高村薫「作家的覚書」です。
・「詩と物理学者」
 結びの部分を引用しておきます。
「STAP細胞とやらを発見したとされた女性はそもそも科学者ですらなく、タレント弁護士出身の政治家が政界で幅を利かせているかと思えば、某有名塾講師はテレビタレントへと騒々しく転身してゆく。かくも教養から遠く離れた時代の底の浅さを思う」(33)。

 趣旨は、寺田寅彦のような「理系の人びとこそ、近代合理主義の限界に敏感なのかもしれない」ということ。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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