キリスト新聞から

キリスト新聞(第3358号、2015.6.13)が届きました。目についた記事を中心に紹介します。

<第一面>
・「カトリック月刊誌「あけぼの」」「60年の歴史を回顧」
 「執筆者ら招き「感謝ウィーク」」

 「カトリックの聖パウロ女子修道会」が「発行する月刊誌「あけぼの」が、創刊から60年目を迎えた今年、4月号をもって休刊した」、「5月には特別編集の感謝号」が発行。「「あげぼの感謝ウィーク」として」「長年にわたる同誌の役割を振り返りつつ」「関係者の労をねぎらった」、「25日にはシスターが聖堂に集まり、同誌への思いと共に別れの祈りをささげた。」
 「休刊に至る背景には、深刻な「後継者不足」がある。カトリック系出版の担い手であるシスターの高齢化が著しく・・・」

 紙面では、執筆者として文書を「あけぼの」に掲載した人々の名前が記されているが、錚々たる執筆陣である。しかし、高齢化、これは現在日本のキリスト教界が、そして宗教界が直面する問題であり、目前の問題への対処から、抜本的な改革まで、多くの課題が山積している。紙面に登場の方も語っているように、「紙の媒体とは違った道」ということは、後継者問題や資金問題などをクリヤーする上での当面の課題となるだろう(これは大学の研究室も同様である。研究室のHPは特殊な知識なしにも管理できるようにし、紀要などの雑誌は電子化するなど。こうして大学は、予算削減や定員削除へ対応してきた。しかし、こうした努力にも限界があることは確かであり、そうなると抜本的な組み替え・リストラとなる)。
 とこかくも、「あけぼの」関係者のみなさま、ご苦労様でした。

「Headline/ヘッドライン」:
・「英メソジスト教会が虐待謝罪」
・「シリアでキリスト者戦士が報復」
・「「戦争法案」審議入りに抗議」
・「日本宣教リサーチがレポート発表」

<第二面>
「Topics/トピックス」
・「海外」:「アイルランドで同性婚合法化」「バチカン機関誌は「敗北」と論評」
 「同性同士の婚姻を認める同性婚」は「19カ国」、「夫婦に準じる権利を認めるパートナーシップ」は「25カ国・地域」で導入されている。「アイルランドで」「5月22日、同性婚を認める憲法改正についての国民投票」、賛成票が反対票を「大幅に上回る結果」

 カトリック教国とも言えるアイルランドでこの事態であり、同性婚を認める潮流は押しとどめようがない。しかし、それに反発する動きも目立ち始めている。とすれば、キリスト教の対立軸は、カトリック対プロテスタントではなく、同性婚などのジェンダーをめぐる問題へと比重を移すことになるだろう。

・「社会」:「「障壁を取り壊すことが望み」」「庭野平和賞にエスター・アビミク・イバンガ氏」
 32回目となる庭野平和賞に「障壁なき女性たちのイニシアチブ」の創始者であるエスター・アビミク・イバンガ氏(ナイジェリア)が選ばれる。贈呈式は5月14日。95年に「ジョス国際キリスト教伝道会」を設立。

・「学会」:「青学神学科同窓会基督教学会閉会へ」「2年後の論集60号の発行をもって」
 「5月6日に同大学で総会」「60号の発行をもって閉会することを決定」「同窓会の活動は継続」。「総会前に」「シンポジウム」

 この論集は、キリスト教学研究室のも寄贈いただいていたが、ここにも高齢化の影響がある。一つの時代が確実に過ぎようとしている。

・「学会」:「「大いなるもの」なしにケアできず」「日本哲学会大会シンポに高木慶子氏ら」
 「日本哲学会」「第74回大会が5月16日~17日、上智大学」で開催。「16日には同大学のグリーフケア研究所との共催で、大会シンポジウム「ケア──共に生きる」が開かれた」。「高木慶子」「佐藤弘夫」「浜渦辰二」の3氏が登壇。

<第三面>
・提言「教会と地域福祉」<34>:
 服部真光(名古屋西福音自由教会牧師)「必要を課題として捉え解決に取り組む」
 
・「スキルアップ講座:教会の情報発信術」
 丸山泰地(「Breadfish」代表)、「Lesson 18 トップページは読み手のニーズを考えて」

 確かに、トップページは大切。

<第四面>
・SONO:教派擬人化マンガ・ピューリタン[5]
「写生大会」「カトリックくん奮闘」

 「教派の違いや特徴を楽しく学ぶための漫画です。第2・第4週に掲載」との注がありますが、たとえば、今回のマンガから、カトリックのどんな特徴がわかるのだろうか。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR