日韓交流史・経済

 昨日に続き、本日は日韓交流史の「経済」分野の論集です。おそらく、政治以上に、専門家の分析が必要なのは、この分野です。
 マスコミが表面的かつ断片的に報道することからはわからない、動向の基本構造を分析することは、議論の基礎になります。わたくしの学生時代は、韓国を論じる際に、隅谷三喜男『韓国の経済』(岩波新書、1976年)が使われました。実態はこうなっているのかと納得させられたことは思い起こされます。

 ちなみに、本ブログにもっとも関係するはずの『日韓関係史1965-2015 Ⅲ 社会・文化』は、10月の刊行とのことです。いずれ、紹介します。

安倍誠・金都亨編
『日韓関係史1965-2015 Ⅱ 経済』
東京大学出版会、2015年。

序論 日韓経済関係の歴史と未来 (安倍誠・金都亨)

Ⅰ 日韓経済関係五〇年の軌跡
 第一章 日韓の経済発展と日韓経済関係の諸相 (金都亨)
 第二章 日本の対韓経済協力──一方的援助から相互協力への模索 (安倍誠)
 第三章 対日請求権資金と韓国経済発展 (曺晟源)

Ⅱ 貿易・投資からみた日韓関係
 第四章 日韓貿易関係の発展 (奥田聡)
 第五章 日本企業の対韓直接投資 (百本和弘)
 第六章 対日貿易不均衡と日本の対韓直接投資の産業組織的特性 (李基東)
 第七章 日韓外交・通商政策の対立と協力の構造 (金暎根)

Ⅲ 金融からみた日韓協力
 第八章 IMFによる金融支援の限界と日韓金融協力 (高安雄一)
 第九章 韓国通貨危機以降の日韓金融通貨協力 (朴盛彬)

Ⅳ 産業からみた日韓の競争と協力
第一〇章 韓国の対日キャッチアップの成果と要因 (金龍烈)
第一一章 半導体産業における日韓企業の興亡 (吉岡英美)
第一二章 日本の対韓国技術移転と部品素材産業の技術協力 (李鴻培)
第一三章 日韓自治体間の産業技術交流と協力 (金仁中)

Ⅴ 企業・ヒトからみた日韓協力
第一四章 浦項製鉄所建設における日韓エンジニアの交流 (深川博史)
第一五章 在日コリアンの日韓での経済活動とその役割 (朴一)
第一六章 韓国財閥の競争力強化と「日本」要素──三星(サムスン)の事例を中心に (柳町功)
第一七章 日本の総合商社の韓国ビジネス変遷 (藤田徹)
第一八章 日韓企業協力の諸相 (李亨五)

あとがき/執筆者紹介/事項索引/人名・企業名索引
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