日本基督教学会・シンポジウム

 昨日、2015年度の日本基督教学会・第63回学術大会(桜美林大学多摩アカデミーヒルズ)が無事に終了した。開催校として、学術大会のためにご尽力いただきました関係のみなさま、また講演者やパネリストとしてお話いただいた方がた、学会実務関係者、そして研究発表されたみなさま、それぞれ、ご苦労様でした。
 個人の研究発表については、それぞれに収穫や反省点などあると思いますが、この経験を今後につなげてください。

 今回のブログでは、2日目午後のシンポジウムを振り返ります。

テーマ:「キリスト教と戦後70年」
パネリスト:
 徐正敏(明治学院大学教授)「キリスト教と戦後70年─韓国キリスト教との関係と比較─」
 佐藤千歳(北海商科大学准教授)「高揚するナショナリズムと日中教会の対話の可能性」
 小林望(新教出版社代表取締役)「キリスト教出版から見た戦後70年のキリスト教」
司会:
 井上大衞(桜美林大学キリスト教研究所所長)

 このシンポジウムがきわめて明瞭なコンセプトの元に企画されていることを理解することは容易でああろう。戦後70年と言えば、「日本にとって」のことが意識的無意識的に前提にされることが少なくないわけであるが、このシンポジウムでは、「戦後70年」とは、日本という視点では理解することは不十分であり、東アジアの関係史を視野に入れる必要があることが主張されていた。また、日本を問題にする場合にも、「出版社」という視点から見ることで、通常の大学・研究者とは別の切り口が可能になっている。
 こうした企画が、うまく実現されたか、実り多い討論を可能にしたかについては、評価がわかれるかもしれないが、わたくしとしては、中国、韓国、日本のキリスト教出版といったそれぞれの発題から、新しい示唆を受け、またこれまで感じてきた事柄を再確認することができた。その意味では、充実したシンポジウムであり、今後の自分の研究に生かしてゆきたいと考えている。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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