南原繁7

 南原繁研究との関連で、南原繁研究会については、すでに取り上げているが、この研究会から刊行されている論集が入手できたので、少しずつ紹介することにしたい。南原研究の動向を理解するには、基本的な資料になるものと思われる。

南原繁研究会編
『南原繁と日本国憲法──天皇制と戦争放棄をめぐって』
EDITEX、2011年。

まえがき (加藤節)

第七回南原繁シンポジウム
Ⅰ 南原繁と日本国憲法──天皇制と戦争放棄をめぐって
 [講演] 南原繁と日本国憲法──第九〇回帝国議会議事録を読んで  (宮村治雄)
 [パネルディスカッション 南原繁をめぐる人々(五)]
   野坂参三──共産党の憲法論などをめぐって (沢目健介)
   加藤周一──憲法九条擁護の論理とその政治感覚 (柴田真希都)
   坂口安吾──「堕落論」の射程 (村松晋)
   ハーバート・ノーマン──開かれた社会に向けて (栩木憲一郎)
   パネルディスカッションを終えて (鈴木英雄)
 [閉会の挨拶] 「二一世紀の南原繁」出でよ! (樋野興夫)
 [懇親会スピーチ]鴨下重彦、堀孝彦、江尻美穂子、川北文雄、早野透、南原晃

Ⅱ 南原繁をめぐって
 第七回新渡戸・南原賞を受賞して (加藤節)
 「三土忠造と帝人事件」研究序説──ある日の南原繁研究会 (高橋博義)
 「祖国を興すもの」──南原繁研究会の一齣 (石井和夫)
 南原繁の全面講和論とその背景 (山口周三)
 南原繁の素志をついで──六〇周年を迎えた東京大学出版会 (竹中英俊)

[書評再録]
 真理の力が生き方を方向づける──生誕一二〇周年のシンポジウムの記録 (鈴木正)

あとがき (鈴木英雄)

 吉田茂との「曲学阿世」論争など、現在進行中の与党政治家と法学会との論争に重なる論点が少なくない。南原繁の政治哲学・政治思想は再考すべき多くのテーマを含んでいる。
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