日本キリスト教思想史研究、方法論7

 日本キリスト教思想史を研究する場合、思想という観点からも、日本の宗教文化史という観点からも、無視できないのが、社会史という方法論である。日本キリスト教研究では、隅谷三喜男や森岡清美らの研究が典型的なものであるが、より文化史的なテーマ(知識人論、出版論など)に焦点を当てたものまでを含むことができる。思想は、それ固有の論理と世界を持ちうるとも言えるものではあるが、常に社会という文脈において存立するものであることは否定できない。
 わたくしが、特に注目したいと考えるのは、社会経済史的な文脈であり、次の文献は、古典的である。

工藤英一
『日本キリスト教社会経済史研究──明治前期を中心として』
新教出版社、1980年。

序にかえて

Ⅰ 明治初年の士族層とキリスト教
 1 初代日本プロテスタントの社会層
 2 日本社会におけるキリスト教受容の特質
 3 明治初年における士族のキリスト教受容──木村熊次の場合

Ⅱ 明治の農村社会とキリスト教
 1 明治初期における先駆的農村社会の成立
 2 明治初期岡山県におけるプロテスタント史
 3 明治後期農村教会の動向

Ⅲ 明治の地方産業とキリスト教
 1 群馬県島村教会の形成と蚕種業
 2 伊予綿ネル業の創始とキリスト教
 3 赤心社の創業とキリスト教
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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