日本キリスト教思想史研究、方法論8

 日本キリスト教思想史研究の方法論については、日本キリスト教思想の研究分野における議論に注目すべきであるというのは、当然のことであり、また注目に値する研究を指摘することは困難ではない。今回は、日本キリスト教研究の領域における方法論に関わる著作を紹介したい。取り上げられるべき文献の一つは、次のものである。

土肥昭夫
『日本プロテスタント・キリスト教史論』
教文館、1987年。

Ⅰ 日本キリスト教史の方法論
第一章 日本キリスト教史の課題
第二章 各個教会史編纂の方法について
第三章 各個教会史の研究方法をめぐって

Ⅱ 民衆とキリスト教
第四章 庶民と信仰
第五章 宗教的習俗とキリスト教
第六章 内村鑑三──上州とのかかわりを中心に
第七章 逸見斧吉のこと

Ⅲ 天皇制とキリスト教
第八章 天皇制とうつもの
第九章 キリスト教の歴史的検討(その一)
第一〇章 キリスト教の歴史的検討(その二)

Ⅳ 日本基督教団史論
第一一章 日本組合教会の信仰職制について──日本基督教団との関連について
第一二章 ホーリネス弾圧の歴史的意味
第一三章 戦責告白の歴史的意味
第一四章 戦後における教団の伝道
第一五章 万博問題の総括にむけて
第一六章 今日における教派的教会の確立について──教団問題との関連において

Ⅴ 戦後のキリスト教
第一七章 戦後民主主義とキリスト教
第一八章 戦後日本のキリスト教平和運動
第一九章 ビリー・グラハム国際大会について
第二〇章 戦後における日韓両教会の交流

あとがき
人名索引

 すでに本論集が刊行されて30年が経過した。日本キリスト教研究、日本キリスト教思想研究の方法論的反省はこの間、十分な深化をとげたとは言いがたい状況にある。まずは、土井氏の宿題に答えることから始める必要があるかもしれない。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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