動物倫理を学ぶ

 動物倫理は、現代の倫理的諸問題を具体的に学ぶための重要なテーマであり、キリスト教倫理でもしばしば取り上げられる問題である。しかも、動物は、老若男女を問わず多くの人の身近に存在しており、その意味では動物倫理は重要であり、倫理思想への適切な導入となる。

 こうした問題にぴったりの文献が刊行された。典型的な諸問題をマンガでわかりやすく提示し、Lectureで解説するという仕方で、よく考えられた内容のものであり、動物倫理を学び始める人にピッタリである。ぜひ、ご一読いただきたい。

伊勢田哲治
マンガ なつたか
『マンガで学ぶ 動物倫理』
化学同人、2015年。

プロローグ
はじめに

1章 ペットのしつけ 「生き物探偵の事件簿」
 動物に言うことを聞かせるのは人間のエゴか?

2章 殺処分と去勢 「かわいそうなピータ」
 なぜ伴侶動物の殺処分がなくならないのか?

3章 化粧品の動物実験 「沢田さんからの依頼」
 人間の嗜好品のために動物の命を奪ってもよいのか?

4章 肉食と集約的畜産業 「大好物のトンカツ」
 犬や猫と、豚や鶏は違うのか?

5章 動物園 「ペンギンの逃亡」
 動物には自由に行動する権利はないのか?

6章 外来生物 「ヌートリアとネコ」
 外来生物は「愛護」されなくてよいのか?

7章 医療のための動物実験 「熱烈なお見舞い」
 実験動物のマウスには生きる権利はないのか?

8章 野生動物による被害 「シカとサルにイノシシも!」
 野生動物の保護と駆除は矛盾しないか?

9章 イルカ・クジラ漁問題 「渦中のイルカショー」
 クジラやイルカをどのように扱うべきか?

10章 人間の動物の権利 「生き物探偵『解決編』」
 人間と動物への態度に筋を通すことはできるか?

エピローグ
おわりに
もっと知りたい人のためのブックガイド
映画・小説・マンガで考える動物倫理
さくいん
 
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プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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