アドベントを迎えて

 今年も、アドベントをむかえ、いよいよクリスマスに向かう季節になりました。クリスマスについては、宗教学的に神学的に論じるべきことが多くありますが、ともかくも、聖書学的なキリスト教史的な基本的な事柄は抑えておくことが必要と思われます。
 こうした中で、古典的な研究と言えるのが、クスマンの研究であり、幸い、翻訳で読むことができます。

O・クルマン
『クリスマスの起源』
教文館、2006年(新装版)。

第一部 クリスマスの起源
  一 イエスの誕生日
  二 一月六日の祝祭
  三 一二月二五日の祝祭
  四 一二月二五日の祝祭の普及
  五 歴史的、神学的結論

第二部 クリスマスツリーの起源
  一 序
  二 枝や若木を用いてクリスマスを祝う習慣
  三 私たちのクリスマスツリーの本当の起源

訳注
参考文献表
訳し終えて

 「紀元後三世紀までキリスト教徒は、一二月二五日をクリスマスとして祝ってこなかった。キリスト教徒は、四世紀の初頭まで、後にキリスト教会の重要な祝日となるこの日に、集まって礼拝を献げることもなく、キリストの誕生を話題にすることすらなく、他の日と何の変わりもなく静かに過ごしていた。」(7)

 これは、本書の出だしであるが、教会でもこうした点はしばしば触れられることであり(実際、わたくしが11月29日に出席した教会ではこの内容について、説教で言及された)、驚くほどのこともないだろう。しかし、それが何を意味するかは、興味深い問題である。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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