日本キリスト教史と宣教師

 幕末から明治期に日本に伝えられたプロテスタント・キリスト教は、すでに150年の歴史を有している。この間、さまざまな出来事が起こったが、宣教師は常に重要な役割を担ってきた。特に、明治期のキリスト教を語る上で宣教師は中心的な位置を占めていると言わねばならない。したがって、日本キリスト教研究は、宣教師研究をその中に含む必要がある。
 こうした研究も現在着実に進みつつある。大学などの教育機関と宣教師の関わりは、大学史の研究とも重なって盛んである。

神田健次
『W・R・ランバスの使命と関西学院の鉱脈』
関西学院大学出版会、2015年。


まえがき

第Ⅰ部 W・R・ランバスの使命
第1章 W・R・ランバスの瀬戸内宣教圏構想
     Column 最初の卒業生とJ・C・C・ニュートン先生
第2章 南メソジスト監督教会によって創設された教会と学校
     Column 庄原の英学校と「売店ランバス」
第3章 中国におけるW・R・ランバス宣教師の足跡を求めて
     Column 上海とW・R・ランバス
第4章 草創期のエキュメニカル運動とW・R・ランバス
     Column 銀座四丁目の「ウェンライト記念ホール」

第Ⅱ部 関西学院の鉱脈
第1章 キリスト教学校教育同盟と関西学院──ベーツ院長の関わりを中心として
     Column 東京と山梨におけるベーツ先生
第2章 民藝運動と関西学院──雑誌『工藝』を中心として
     Column 小磯良平と関西学院
第3章 暁明館の成立と変遷──関西学院社会奉仕会の足跡を求めて
     Column 千刈キャンパスのアウターブリッジ・ホール
第4章 戦前における関西学院神学部の教育と思想の特色──韓国からの留学生との関係で
     Column ハクモクレンの咲くころ 震災の記憶
第5章 世界宣教の系譜と戦後の神学部同窓
     Column 関西学院と広島の平和運動

あとがき

 神田先生ならではの、歴史の掘り起こしと叙述である。こうした研究の地道な積み重ねが必要である。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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