医療倫理

 現在の倫理学の動向として指摘すべきは、多岐にわたる応用倫理学の展開であり、倫理的問いはさまざまな具体的な文脈に拡張しつつある。従来は生命倫理学という分野の中で論じられてきた、「医療倫理」は、今や、一つのまとまった研究分野として登場してきている。
 今回取り上げるのは、その医療倫理の現状を学ぶにふさわしい論集である。

赤林朗/児玉聡編
『入門・医療倫理Ⅲ──公衆衛生倫理』
勁草書房、2015年。

はじめに (赤林朗)

Ⅰ 総論
第1章 公衆衛生倫理学とは何か  (児玉聡)
第2章 公衆衛生の歴史:欧米  (額賀淑郎)
第3章 公衆衛生の歴史:日本(1) 概論 (井上悠輔)
第4章 公衆衛生の歴史:日本(2) 主な関連法規 (井上悠輔) 
第5章 公衆衛生活動と法 (前田正一)

Ⅱ 政治哲学的基礎
第6章 公衆衛生政策の政治哲学的基礎 (児玉聡)
第7章 政治哲学の諸理論Ⅰ (島内明文)
第8章 政治哲学の諸理論Ⅱ (島内明文)

Ⅲ 各論
第9章 感染症対策 (林芳紀)
第10章 免疫学研究の倫理 (松井健志・田代志門)
第11章 健康増進 (井上まり子)
第12章 健康格差 (児玉聡・井上まり子)
第13章 災害時における公衆衛生倫理 (赤林朗)

おわりに (赤林朗・児玉聡)

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執筆者紹介

 政治哲学との接点を含め、興味深い研究分野である。宗教研究とも接点が存在している。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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