アガンベン・メモ6

 アガンベンの著書『いと高き貧しさ──修道院規則と生の形式』(みすず書房)の抜こい書を続けます。第一章か「I  規則と生」から、第二章「II 典礼と規則」への移行を論じる部分です。

 昨日の集中講義では、アガンベンにある程度言及しましたが、ほんとうに触れた程度でした。アガンベンについては、新めて別の場所で行うことになるでしょうか。


「フランシスコ会士たちにおいてのみ、この変容は十分な自覚に到達する」、「生から切り離された規範の総体としての規則の存立そのものを問いに付す」
「"forma regulae"[規則の形式]と"forma vivendi"[生きる形式]の絶対的不可分離性に場所を残しておくため」(81)
「法律の形式によって約束されるのは、修道士の生の形式そのもの」「規則」と「生」は「修道士の実践において無区別の閾に入りこむ」「規則にして生」の「無条件的で分割不能な誓約」「生が規範に適用されるのであって、規範が生に適用されるのではない」(82)
「修道院の規則において問題となっているのは、人間行動のとらえ方自体を巻き込んでいるようにみえるひとつの変容であって、そこでは実践と行動することの平面から生の形式と生きることの平面への転移が生じている。倫理と政治が行動の領域から生の形式という領域へと転移すること」(82-83)
「人間行動のパラダイム」「その効力を修道院と狭い意味での教会の典礼のはるか彼方まで広げていき、世俗の領域へと浸透していって、西洋の倫理と政治に影響を与え続けてきたこと」(83)
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