ティリッヒと政治思想2

 「ティリッヒと政治思想」という連載を始めたが、わたくし自身が、このテーマについては、これまで少なからぬ研究論文を執筆してきた。そこで、まず、自分自身のティリッヒ研究の中で、政治思想に関わるものに、「キリスト教と政治思想」に分類できるものを加えて(一見、ティリッヒの名をタイトルに挙げないものにおいても、内容的にティリッヒに関わるものが少なくない)、リストアップし紹介したい。

1.博士論文「P.ティリッヒの宗教思想研究」(1994年)
第二部:キリスト・象徴・歴史
第5章:カイロス論と歴史解釈
   第1節 バルト・ティリッヒ・ヒルシュ
   第2節 宗教社会主義論
   第3節 カイロス論の形成と展開
   第4節 キリスト論と歴史解釈
   第5節 動的真理論と歴史相対主義
   第6節 希望とユートピア
    注

2.「ティリッヒのユートピア論」( 現代キリスト教思想研究会『ティリッヒ研究』第3号、2001年、pp.73-82)。  
3.「ティリッヒと宗教社会主義」(現代キリスト教思想研究会『ティリッヒ研究』第11号、2007年、pp.1-19)。
4.「ティリッヒの平和の神学」(関西学院大学神学研究会『神学研究』第55号、2008年、pp.189-198)。
5.「近代/ポスト近代とキリスト教──グローバル化と多元化」(「近代/ポスト近代とキリスト教」研究会『キリスト教と近代化の諸相』2008年、pp.3-18)。
6.「近代キリスト教と政治思想──序論的考察」(京都大学基督教学会『基督教学研究』第28号、2008年、pp.175-197)。
7.「キリスト教政治思想の可能性」(「近代/ポスト近代とキリスト教」研究会『キリスト教思想と国家・政治論』2009年、pp.3-26)。
8.「キリスト教と近代的知──本論文集の序に代えて」(「近代/ポスト近代とキリスト教」研究会『キリスト教と近代的知』2010年、pp.1-11)。
9.「キリスト教と近代社会の諸問題」(「近代/ポスト近代とキリスト教」研究会『キリスト教と近代社会』2011年、pp.3-23)。
10.「東アジアのキリスト教とナショナリズム──内村鑑三の非戦論との関連で」(現代キリスト教思想研究会『アジア・キリスト教・多元性』第12号、2014年、pp.75-91)。
11.「キリスト教平和思想と矢内原忠雄」(現代キリスト教思想研究会『アジア・キリスト教・多元性』第13号、2015年、pp.1-18)。

 「ティリッヒと政治思想」は、わたくしがティリッヒ研究を関わるようになった当初からの研究テーマであり、それは、博士論文の中に組み込まれることになった。しかし、その後、しばらくの間、ティリッヒを政治思想との関連で論じることのない時期が続く。これは、ティリッヒ研究のほかのテーマに取り組んでいたからであるが、そこには、学生の研究指導の側面上の理由も関連している。
学生指導は、指導する者の研究にも無関係ではないわけである。

 なお、この連載で紹介することになる、政治思想と関連したティリッヒ研究については、「1」の博士論文、「3」で、確認いただくことも可能である。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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