上海雑感

 昨日遅く、無事に帰国しました。今回は短期間の上海でしたが、前回の上海が10年程ほど前であったため、その大きな変化に驚きました。しかし、インターネットでは、googleやFc2といった頁にアクセスできず、結果的にメールやブログ更新はできませんでした(また、通常日本で使用する種類のカードは使えませんので、基本的には現金での支払いになります)。というわけで、1月1日以来の更新になります。

 上海の変化は、中国全体の変化を象徴的に現していると思われますが、日本と比較してわかるのは、若い世代が多いという点です。これが経済的な成長を支えているのは感覚的にわかります(人口ボーナスといいますが)。しかし、東アジア自体がそうですが(大泉啓一郎『老いゆくアジア──繁栄の構図が変わるとき』中公新書)、おそらくあと20年後に大きな問題、つまり高齢社会問題が顕在化したとき、上海の町はどうなっているのだろうという点も気になります。おそらく、現在の多くの建物が老朽化しはじめたとき、インフラをいかに修復し保持するのかが課題になることは日本の例から見ても明かであり、すべてを建て替えるのではなく、古い物を修復するという選択が必要になるはずです。人口2000万人を超える巨大都市ですから問題は深刻です。ただし、新しい高層ビル群よりはやや古い建物を修復する工事も見られるので、工夫しだいなのかもしれません。ともかく、変化の中で都市は生きているというのが実感でした。

 さて、本ブログの内容とも関連したこととして、今回上海では、上海ユダヤ人難民記念館を訪問したことが挙げられます。上海は現在変化しつつある都市ですが、他方では歴史・記憶を保存し現在に伝えている都市でもあります。展示や解説(英語と中国語での館内ツアーを含めて)もかなり充実していました。
 記念館のパンフレットからの引用です。

The Jews in Shanghai
From 1933 to 1941, Shanghai became a modern-day "Noah's Ark" accepting around 18,000 Jewish refugees fleeting the Holocaust in Europe. In the "Designate Area for Stateless Refugees" in Tilanqiao area of Shanghai, about 14,000 Jewish Refugees lived harmoniously with the local Chinese population, overcoming numerous difficulties together, By the time WWII ended in 1945, most of the Jewish refugees survived.
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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