リクールと哲学的人間学

 哲学的人間学は、20世紀(特に前半)において大きな典型を見せたテーマであり、キリスト教思想・宗教思想とも密接な関わりを有している。まさに、近代の哲学的問いは、「人間」を主要なテーマにしているといってよいであろう。この状況は現代にまで及んでおり、本ブログで比較的良く言及されるリクールに関しても同様の指摘を行うことができる。
 今回紹介するのは、「哲学的人間学」という視点から編集されたリクールのアンソロジーであり、初期の意志の現象学から、行為の意味論を経て、自己の解釈学へと議論が辿られている。リクール哲学の展開を確認するにも有益かもしれない。フランスで2013年に刊行され、2016年に英訳が出版された。

Johann Michel and Jérom Porée (eds.),
Paul Ricoeur. Philosophical Anthropology. Writings and Lcctures, Volume 3,
Polity, 2016. (2013)

Editors' Preface
Note on this Edition
Translator's Note

Introductioon: The Antinomy of Human Reality and the Problrm of a Philosophical Anthropology

I Phenomemology of the Will
1 Attention: A Phenomenological Study of Attention and Its Philosophical Connections
2 The Unity of the Voluntary and the Involuntary as a Limit-Idea
3 The Problem of the Will and Philosophical Discourse
4 The Phenomenology of the Will and the Approach through Ordinary Language

II Semantics of Action
5 The Symbol Gives Rise to Thought
6 Freedom
7 Myth
8 The Synbolic Structure of Action
9 Human Beings as the Subject of Philosophy

III Hermeneutics of the Self
10 Individual and Personal Identity
11 Narrative Identity
12 The Paradoxes of Identity
13 Uncanniness Many Times Over
14 The Adressee of Religion: The Capable Human Being

Epilogue: Personal Capacities and Mutual Recognition
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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