ティリッヒと政治思想5

 1990年代のティリッヒ研究においては、政治思想というテーマはやや低調な傾向が続き、めだった著作はほとんど見当たらない。しかし、2000年以降になると、徐々に政治思想と関連した研究が刊行されはじめる。たとえば、次の著作は、それまでのドイツ時代の宗教社会主義論をめぐる議論を続くアメリカ時代において追跡したものであり、研究の一つの方向性を示したものと言える。

Brian Donnelly,
The Socialist Emigre. Marxism and the Later Tillich,
Mercer University Press, 2003.

Preface
Acknowledgements

1. Introduction
2. Ideology and Symbolism
3. The Proletariat and Church
4. Truth and Praxis
5. History and Dialectics
6. Power and Revolution
7. Materialism and Supernaturalism
8. Conclusion

Bibliography
Index

 1930年代後半から第二次世界大戦終了までの中期ティリッヒについては、従来資料的な制約があり、未開拓の研究分野との印象であったが、未刊行だった資料が刊行され、また伝記的な事実の詳細な検討などによって、思想研究とを進める状況が整いつつある。方法論の練り直しが求められる。
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