ティリッヒと政治思想10

 最近の出版社の企画で目立つの「The・・・Companion to・・・」というものです。これには、出版業界を取り巻く厳しい状況がうかがわれます。なんとかして、確実に売れる本を企画するということで、これまでは「教科書」がその種の本して存在してきました。辞典や講座、シリーズとは、こうした企画の一巻を考えてよいでしょう。主だった思想家やテーマについては、「The・・・Companion to・・・」が目白押しであり、ティリッヒについてもこうした企画がなされています。ティリッヒ研究との観点から言えば、現在の研究状況を知る上で、有益な企画であり、決して悪くありません。しかし、出版社は大手も中小も大変です。

Russell Re Manning(ed.),
The Cambridge Companion to Paul Tillich,
Cambridge University Press, 2009.

 「ティリッヒと政治思想」というテーマについては、次の二つの論文が掲載されています。

12. Tillich's ethics: between politics and ontology (Mark Lewis Taylor)
13. On the Boundary of utopia and politics (Ronald H. Stone)

  それぞれの論文の末尾には、Further Reading が掲載されており、読者、それらの文献へと読み進めることによって、そのテーマについてさらにアプローチであるという仕組みです。こうした参考文献をたどる、あるいは整理する中で、ティリッヒ研究の現状について、かなりしっかりしたイメージをつかむことができるようになります。参考文献は、活用しだいでは、きわめて重要な情報源です(Web上での検索と組み合わせるとさらによい)。
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