キリスト新聞から

キリスト新聞(第3389、2016. 3. 5)が届きました。今週号の内容の紹介をいたします。

<第一面>
・「「十字架撤去」で揺れる中国」「大教会の牧師も拘束 政府の牽制か」
 「浙江省基督教協会による抗議声明」「習近平体制の反西洋イデオロギー」

 「中国最大規模の教会「宗一堂」」「の主任牧師」「が1月半ばに突然、同教会の職より解任」、この「背景には」「同牧師が会長を務める浙江省基督教協会が浙江省政府の十字架強制撤去に対して抗議声明をを出したことがあると見られる。文化大革命以後の30年間で最も地位の高いキリスト教界の人物の拘束であるだけに、中国内外で大きな波紋を呼んでいる。」

 浙江省には、「中国のエルサレム」と呼ばれる温州市が存在しており、今回の問題を含む一連の動向が、地方政府の判断なのか、どの程度中央政府が関与しているのか、これが中国の宗教政策の転換の予兆なのか、考えさせられることは多くある。しかし、文化大革命のころとは、中国国内の状況も国際情勢も大きく異なっており、単純に暗黒時代への回帰とはならないとは思われるが・・・。

「Headline/ヘッドライン」:
・「教皇がジカ熱流行地域では避妊を容認?」
・「教皇が1年間の死刑停止呼びかけ」
・「真の信頼を築き、世界平和に貢献を WCRP青年部会が日韓青年交流会」
・訃報「『アラバマ物語』のH・リーさん」

<第二面>
「Topics/トピックス」
・「教育」:「〝聖書は道徳を凌駕している〟」「道徳の教科化めぐり、小副川幸孝氏が講演」
 「キリスト教教育と道徳教育──道徳の教科化を巡って」をテーマに2月9日、小副川幸孝氏(九州学院チャプレン)が日本カトリック会館で講演。「道徳教育用の教材「心のノート」を改訂した「私たちの道徳」の問題点を挙げた。」

 道徳の教科化の問題には、かなり真剣に取り組む必要がある。キリスト教界は「心のノート」の問題を捉え切れていなかったのではないか。初等教育レベルからの変化は、将来的に大きな帰結を生むことになる。

・「社会」:「緊急事態条項の危険性学ぶ」「「宗教者祈念集会」で早田弁護士」
 「宗教者九条の会」「平和をつくり出す宗教者ネット」は2月18日に、「戦争法の廃止を求める宗教者祈念集会」を参議院議員会館で開催。「明日の自由を守る若手弁護士会」事務局長の早田由布子氏が「イマドキの改憲──緊急事態条項」と講演。

  この貴重な情報をいかに拡散するのかが求められている。インターネット時代でも肝心な情報は少しも広がらない。マスコミの怠慢は限界線を超えた。
 
・「映画」:「現代ぷろが山室軍平を映画化」「今秋完成に向けて支援呼びかけ」
 「日本の社会福祉事業に貢献した石井十次、石井亮一・筆子夫妻、留岡幸助」を「映画化してきた現代ぷろだくしょん」が、「新作」『母の願い──地の塩「山室軍平」』(仮)の製作を発表」、「支援を呼びかけている」、「映画のチケットになる製作協力券の購入と、賛助金によって作られている」。

 どんな作品になるのだろうか。今秋完成とのことであるが。

・「出版」:「堺キリスト教書店が新装開店」「「びぶろすの森〝飽きの来ない書店づくりを〟」
 「大阪府堺市に店舗を構えていた日本聖書協会直営の堺キリスト教書店」は「今年2月から店舗を移転し、新店舗としてスタートした」、「新店舗は、JR阪和線堺市駅より徒歩2分」「日基教団堺教会、付属堺金岡幼稚園に隣接」。

 出版と書店は、大きく発想の転換が求められている(俗に言う新しいビジネスモデルということ)。堺キリスト教書店の活躍に期待したい。
 しかし、人口の割に、大阪が文化や政治に関して、きわめて不活性な状況にあることは、日本にとってもかなりのマイナスと思われる。どうして大阪はこんな状況に陥ったのか。大阪は相違を超えて力を合わせするという文化風土を置き忘れてきたのだろうか。

「Satellite/サテライト」:
・「カトリック臨時司教総会 司教協議会新会長に高見氏」
・「世界遺産取り下げ受け 天草市が住民説明会」
・「詩人・尹東柱をしのぶ 立教大でイベント」
・「広岡浅子つかりの地 御殿場での企画展」
・「3宗教集い3・11に鎌倉で「追悼・復興祈願祭」」
・「青山学院と静岡英和女学院 教育提携に関する協定締結」
・「志学会研究助成金」
・移転「日基教団事務局・出版局・年金局」

<第三面>
・「終活・なんでも相談室 Q+A」
 Q:「供花辞退」はなぜ多い?
 A:礼拝堂内に「芳名板」はNG。
 今回のお相手:岡田守生さん(有限会社ディーズ代表取締役)
 
 「供花を送ることを否定するのではなく、供花に立てられる芳名板を良しとしない場合が多いのです。」
 
・服部弘一郎(映画評論家)「映画(スクリーン)の中のキリスト教」
 「イエスのいないキリスト列伝(7)」:「カッコーの巣の上で」(1975年)
 「彼はただの反逆者だったのか? それとも・・・」
 「効率優先の管理主義に陥り、患者の人間性を抑圧する精神病院。そこにやってきたひとりの男が、。患者を支配する看護師長と対立する物語だ。」
 「冷酷な看護師長は、わたしたち自身と似ているかもしれない。」
 「本当の悪は、善意の姿を偽装するのだ。」
 「マクマーフィは即座にそれを見抜き、彼女の偽善と対決することになる。」
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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