宗教哲学会

 昨日、宗教哲学会・第八回学術大会が京都大学で開催されました。
 主なプログラムは、下記の通りです。

日時: 2016年3月26日(土)
場所: 京都大学文学部新館2階
午前の部 個人研究発表
午後の部 講演会 「学知・仏教・信仰」
 講演者
 オリオン・クラウタウ(東北大学)「村上専精と近代日本仏教」
 藤田正勝(京都大学)「宗教と哲学 ―清沢満之の思索―」

 (学問・哲学としての仏教という近代仏教学の展開の意義が、具体的なその担い手たちの思想を通して、鮮やかに浮かび上がったと思います。学・理性と信仰という問題設定自体はキリスト教思想とも共有されたものですが、その上での差異性が問題になるということです。わたくしは、午後の講演からの参加になりました。)

 この学術大会において、次の学会誌を受け取りました。昨年度の学術大会のシンポジウムを始め、論文、研究ノートなど、充実した内容です。

宗教哲学会『宗教哲学研究』No.33 2016
昭和堂、2016年。

特集 身体と宗教
 棚次正和 心身論の射程と祈りの変容
 杉本耕一 西田における歴史的身体と身体を越えたもの──盤山宝積の剣をめぐって
 魚住孝至 オイゲン・ヘリゲル『弓と禅』における修行
 竹内綱史 ニーチェにおけるニヒリズムと身体

論文
 梅野宏樹 ライプニッツにおける人間の知性・情念・意志──ラッセルの批判に応答する
 山根秀介 ウィリアム・ジェイムズの多元的存在論とベルグソンの持続の存在論

研究ノート
 ザキプール・バフマン 井筒俊彦の東洋哲学とスフラワルディー哲学
 吉野斉志 ベルグソンにおける努力と理論──図式論を手がかりに
 金承哲/寺尾寿芳 イェン・ヴァン・ブラフト師と宗教間対話(研究報告)

書評
 華園聰麿:岩田文昭著『近代仏教と青年──近角常観とその時代』岩波書店。
 松本啓二朗:田鍋良臣著『始源の思索──ハイデッガーと形而上学の問題』京都大学学術出版会。
 津田謙治:R・L・ウィルケン著(土井健司訳)『古代キリスト教思想の精神』教文館。

第七回学術大会 研究発表要旨
 須藤孝也 キルケゴールの歴史理解について
 喜多源典 非連続の連続を可能にする身体──西田幾多郎の論文「我と汝」とその関連講演を中心に
 坪光生雄 チャールズ・テイラーの「受肉」思想
 後藤英樹 宗教的体験と数学的直観
 山口隆介 人格と霊魂──トマス・アクィナスの人間論におけるpersonaとanima
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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