経済の神学8

 今回で、「経済の神学」の文献のまとめは、区切りとなります。
 最後に、指摘しておきたいのは、「経済の神学」と環境論との関わりです。1980年代以降の「経済の神学」の特徴は、人間の経済的営みと環境危機との関連性、また環境を論じる上での経済的視点の重要性、といった論点が明確に意識されていることにあります。これは、キリスト教思想に止まらず、宗教思想全般に広範に見られる問題意識であり、現代におけてキリスト教環境論を論じる上で留意すべき点と言えます。

Craig L. Blomberg,
Christians in an Age of Wealth. A Biblical Theology of Stewardship,
Zondervan, 2013.

 これは、聖書学的な視点で、経済活動・富を論じたものであり、そこにStewardshipが組み合わされるという主張です。

Paul F. Knitter & Chandra Muzaffer (eds.),
Subverting Greed. Religious Perspectives on the Global Economy,
Orbis Books, 2002.

 これは、キリスト教だけでなく、さまざまな立場からの論考が所収された論集ですが、キリスト教思想からは、マクフェイグの次の論考が収録されています。

Sallie McFague,
"God's Household: Christianity, Economics, and Planetary Living "
pp.119-136.

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