東アジアのキリスト教研究

 本ブログは、キリスト教思想を論じる視点の一つとして、「東アジア」を設定している。こうした問題意識を抱くようになった背景にはさまざまな動機・要因が存在するが、その中で、大きな比重を占めているのが、東アジアのキリスト教についての共同研究を行うことを経験したことが挙げられる。この共同研究も一つではないが、現在も継続的に行っているものとして、「アジア・キリスト教・多元性」研究会が存在する。毎月の研究会と年度末の研究雑誌(電子ジャーナル)の刊行という地道な歩みであるが、これまで、多くの研究に触れ、相互に刺激し合い、多様な研究成果を生みだしてきた。この研究会に関わった人々が、全国で現在活躍中である。
 さて、報告するのが遅くなったが、この研究会の2015年度の研究雑誌が、研究会ホームページに掲載された。関心のある方は、ぜひご覧いただきたい。
 以下のような内容である。なお、昨年度の日本宗教学会・学術大会(創価大学)で行われたパネル企画の内容を論文課していただき、特集として収録することができた。執筆者と編集者に感謝したい。

『アジア・キリスト教・多元性』第14号
2016年3月。

<特集: 「漢字文化圏における聖書翻訳と信仰の表現」>
「まえがき」長澤志穂
「朝鮮半島における聖書翻訳再考察―キリスト教受容者の立場を中心に―」洪伊杓
「中国人キリスト者の「訳語論争」への参加」金香花
「日本正教会訳聖書における「神」の漢語としての奥行き―中井木菟麻呂の信仰と思想を手がかりに―」長澤志穂
「高橋五郎訳『聖福音書』をめぐって―明治のカトリック教会についての一考察―」日沖直子
「コメント」岩野祐介

<論 文>
「武断統治期(1910-1919)における韓国キリスト者の「内地=日本」認識」洪伊杓
「内村鑑三の三位一体論」渡部和隆

<研究ノート>
「日本キリスト教研究と解放の問い」芦名定道

<随 想>
「A・ヴァリニャーノの適応主義の現代的意義」髙橋勝幸

2015年度 活動報告 (150)

あとがき(芦名定道)

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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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