立憲主義とキリスト教3

 立憲主義と言えば、佐藤幸治さんと共に、樋口陽一さんの名を挙げることができるだろう。こうした方々から、学ぶべきことは多々ある。昨日は、特殊講義で立憲主義を取り上げたが、改めて、近代キリスト教思想と政治との関わりついて考えさせられた。

樋口陽一
『個人と国家──今なぜ立憲主義か』
集英社新書、2000年。

はじめに
「日本国憲法」御書名原本写真

Ⅰ 今、私たちにとって「戦後」とは何か?
Ⅱ 国家というものをどう考えるか
Ⅲ 日本人の法意識
Ⅳ 民主主義から立憲主義へ──現代ヨーロッパとの対比の中で
Ⅴ 世界の人権思想とアジア
Ⅵ 日本国憲法起草をめぐる真実
Ⅶ 改憲論の問題点
Ⅷ 自由の基礎としての憲法九条

あとがき
主要関連文献及び著者著作

 昨年から、そして来月の参議委員選挙にかけて、立憲主義・民主主義は日本の政治状況の争点であった。しかし、この状況はすでにかなりの年月の中で推移して現在に至っているのである。この文献が刊行されすでに15年が過ぎ、いまだ争点は立憲主義であり、それは、さらにその10年前の、樋口陽一『自由と国家──いま「憲法」のもつ意味』(岩波新書、1989年)においてもそうであった。実は、太平洋戦争後に現憲法が成立した以来、常に改憲の策動と立憲主義擁護との間には、闘争が存在してきたのである(矢内原らの戦後の諸論考を見よ)。
 7月選挙、今週のイギリスの国民投票、そしてアメリカ大統領選挙など、現代の政治状況は流動的である。
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