南原繁研究より

 現在の南原繁研究と言えば、南原繁研究会をまず取り上げる必要がある。本ブログでも取り上げてきたとおりである。南原繁研究会では、毎年のシンポジウムなどの活動をもとにした論集を出版しているが、その最新のものが刊行されたので、紹介したい。
 今回の特集は、「南原繁と戦争」となっている。

南原繁研究会編
『南原繁と戦争──歴史からの教訓』
横浜大気堂、2016年7月。

まえがき(加藤節)

Ⅰ 第12回南原繁シンポジウム「南原繁と戦争──日中戦争・太平洋戦争からの教訓」
 [講演] 南原繁と太平洋戦争──終戦のかたちと天皇の地位を中心に (加藤陽子)
 [資料] 歌集『形相』から (宇野淑子)
 [パネル・ディスカッション 南原繁と日中戦争・太平洋戦争の経験から学ぶもの]
   美濃部達吉と立憲思想 (木花章智)
   「言論弾圧」とキリスト者──南原・矢内原が敬愛した牧師・住谷天来をめぐって (村松晋)
   日本の自立・独立と世界平和への貢献──貴族院議員・南原繁の発言から (宮﨑文彦)
 コーディナーターのまとめの言葉──実り多い進歩の後に (鈴木規夫)
 [閉会あいさつ] 「魂を揺さぶる言葉」──日本肝臓論 (樋野興夫)

 [懇親会スピーチ]
  平石直昭/三谷太一郎/天川健二/井章晋一/田山泰三/南原晃

Ⅱ 南原繁をめぐって
  社会と土木──東日本大震災から考える (白井芳樹)
  南原繁の「全力的」短歌と「重位相的」近代批判──「国土」のなかの「偉大さ」と「深刻さ」 (下畠知志)
  若き日の南原先生──香川での新出資料をめぐって (田山泰三)
  Do the nearest duty について (山口周三)

あとがき (山口周三)

 近代史の専門家の視点からの南原評価を含む興味深いシンポジウムの記録である。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、今後開設の別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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