台湾と宗教

 先週の水曜日から土曜日にかけて(17日~20日)、台湾の台中、台南、高雄を旅行した。
 全体的に、都市部においては、日本などとあまり大きな違いは感じた取れないが、各都市には、それぞれの特徴が存在する。まず、宗教色がかなり濃く感じられるのは台南である。
 台南には、天后宮(媽祖(天上聖母)を中心とする)に関連する大きな諸道廟を初め、道教が生活の中に根ざしていることがわかる。町のあちらこちらに、大小さまざまな道教施設が存在し、祭儀にかかわる品物を売買する店も多数見られる。しかし、仏教、儒教、道教は、民衆の宗教性のレベルでは、相互に重なり合っており、厳密な区別が難しい印象である(これは、日本でも同様であろう)。
 それに対して、高雄では、キリスト教会が町の中でしばしば見受けられた。高雄カトリック教会などは、かなり立派な概観をしており、数的には、韓国ソウルほどではないが、町並みのキリスト教会が溶け込んでいる。また、台中は仏教色が強く、日本統治時代に関わる建物も見られる。

 それぞれの都市が特徴をもって存在し、本格的な宗教調査にとっては魅力的な地域である(実際、研究は少なくない)。また、直接宗教と関わるわけではないが、それぞれの都市がたとえば、20年後にどのようになっているかが、気になった。全体の流れとしては、古い時代の建物を取り壊して新しい建物を建築するということになると思われるが、台湾の諸都市では(東アジアの諸都市を含め)、建物を改築するという問題は、いわばばらばらに、やや無秩序に進みつつある印象を受ける。町並みは、大きく変貌することになるかもしれない。そのときに、宗教的な諸施設は、そこにどのように配置されることになるだろうか。

 追伸(本文アップから5時間後):台湾南部は気候的には熱帯に近いはずなのに、帰国して、京都の方がずっと暑い(じりじりと)というのはどうしたことだろう。京都は立派な熱帯か。
 ITのおかげで、どこへいっても、メールがやってくる。仕事から逃れる道は存在しないのか(緊急の仕事ができるというのは利点ではあるが)。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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