キリスト教と聖書

 昨日は、日本基督教学会学術大会の二日目=最終日であった。先週から続いた諸学術大会も、これで一区切りで、さまざまな意味でほっとしているところである(次は、後期授業となるのが問題ではあるが)。参加者、特に研究発表者にはそれぞれ収穫があったものと思うが、どうだっただろうか。本日のブログでは、日本基督教学会での収穫と言えることについて、一つの冊子を紹介したい。
 日本基督教学会は、支部制度をとっているところに特徴の一つを見ることができるが、それぞれの支部は独自の特徴ある活動を行っている。わたくしが所属の近畿支部では、隔年で、日中韓国神学フォーラム(今年は、11月18日~19日の日程で、京都の関西セミナーハウスを会場に開催される。ただいま参加者を募集中)を、韓国組織神学会との共催で開催している。
 また、独自の活動といえるものとしては、北海道支部の「公開シンポジウム」の取り組みを挙げることができ、今回紹介したいのはこちらである。
 2016年は支部の事情で開催できなかったが、北海道支部では、毎年公開シンポジウムを開催し、それの成果を隔年に冊子としてまとめている。冊子は、日本基督教学会・学術大会の際に、大会出席者に配付され、会員数こそ少ないが、内容的に充実したシンポジウムであることが、ほかの支部会員にもわかる形になっている。研究成果の共有として重要な意味をもっている。
 今回は配付されたのは、2014年度と2015年度のシンポジウムでの研究発表の記録であり、テーマは、「聖書」である。

日本基督教学会北海道支部
『21世紀のキリスト教と聖書』第4号
2016年。

日本基督教学会北海道支部公開シンポジウム記録
2014年6月7日(土)14:00-16:30
2015年6月6日(土)14:00-16:30

1.日本聖書協会の新しい聖書翻訳事業──『新共同訳』を超えて── (阿部包)
2.新しい聖書註解シリーズ VTJとNTJ──日本語版ATD・NTDを目指して── (山我哲雄)
3.葛藤する規範──「教典」としての新約聖書── (辻学)
4.福音書(正典・外典)におけるイエス像──古典としての聖書── (戸田聡)
5.日本のキリスト教と聖書──北海道支部シンポジウムから見えてきたもの── (土屋博)

おわりに (安酸敏眞)

 聖書学は、北海道支部の特徴の一つであり、冊子に収録の論考も、それぞれ示唆的であり、学会内で、あるいは学会を超えて共有するにふさわしいものである。 



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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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