『情況』 から

 『情況』 (2016年No.1、6=7月号)が届きました。いろいろが理由から、紹介が遅くなりました。今回は「張一兵」「ヘーゲル」についての特集です。張一兵は現在南京大学に所属し、中国共産党左派の論客という評価もあるようです。日本でも著書の翻訳などを通して知られつつあるといえるでしょうか。現在、来日中であると思います。

A.巻頭特集
・「蛮行は繰り返された!全基地撤去」 (深沢一夫)
・「中国観照(第11回)南シナ海領有の南極の教訓」 (矢吹晋)

B.特集:張一兵『レーニンへ帰れ』(書評特集:第1弾)
・『レーニンへ帰れ』(張一兵著 中野英夫訳) (情況編集部)
・「レーニンを脱構築するポストモダンの中国哲学」 (寄川条路)
・「他者性の鏡像理論から実践的客観的弁証法へ」 (稲葉守)

C.特集:ヘーゲル大論理学(概念論刊行200年)
・「ヘーゲル研究者は、200年間、何をしてきたか」 (加藤尚武)
・「ヘーゲルにおける論理学の再生─形而上学復権のために─」 (山口祐弘)
・「ヘーゲル論理学における「全体的理念」の生成」 (久保陽一)
・「ヘーゲル法哲学!─〈読み〉の水準の総括と可能性─」 (滝口清栄)
・「ヘーゲル論理学の生成と発展─『大論理学』『小論理学』『論理学講義』をつなぐもの─」 (寄川条路)
・「「学の始元」としての「存在と思考との同一性」」 (黒崎剛)
・「判断と推理──ヘーゲルの媒辞の存在論」 (山脇雅夫)
・「ヘーゲル・ルネサンス──現代英語圏におけるヘーゲル解釈の展開」 (川瀬和也)
・「「主観性あるいは自由の国」の「手前」で」 (中畑邦夫)
・「フィヒテの信頼論:ヘーゲルによる批判、自然法、国家」 (浜野喬士)
・「対立者の統一──ヘーゲル『大論理学』における「対立」の理論とその思想史的背景」 (三重野清顕)
・「認識批判と経験科学─ヘーゲル『大論理学』、「概念論」、「認識の理念」章の読解を通じて」 (大河内泰樹)

 以上の特集のほかに書評と紹介が収録。

 マルクス、レーニンを現代に問う前提としてヘーゲルへ遡及するという構図だろうか。張一兵は、注目すべき思想家と言えるだろうか。南京大学では人気とのことではあるが。


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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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