キリスト新聞から

キリスト新聞(第3417、2016. 10. 15) が届きました。内容の紹介をいたします。詳細は実際にキリスト新聞をご覧いただくことにして(京都大学キリスト教学研究室でも、閲覧できます)、ここでは簡単な紹介・コメントとなります。

<第一面>
・「東京ブックフェア」「キリスト教書も幅広く」「日本聖書協会ブースに一千人」
 「「100選」の展示など他者書籍も」
 100万冊の本を展示・販売する国内最大規模の本の展示会「東京国際ブックフェア」が、9月23日~25日まで、東京ビックサイトで開催。世界20カ国から470店の出展、延べ4万人の来場。
 日本聖書協会の出展ブース、今回は信徒以外の一般読者をより意識。
 ここ数年はキリスト教出版界の影は薄くなりつつある。

 出版の厳しい状況と出版界の努力が感じられるイベント。わたくしも、いくつかの出版社から、招待をいただいたが。何か、大きな発想の転換が必要である。知の制度の変容が急速に進行中であることへの対応が求められている。この点で、モダン以降が問われている(出版もモダンの制度に一部であるから)。

・「〝希望の苗〟テーマに「世界食糧デー」」「東北から沖縄まで全国21会場で大会」
 日本国際飢餓対策機構は、国連の世界の食糧問題を考える日(10月16日)にちなみ、毎年9月~11月を「世界食糧デー」月間として、日本各地の実行委員会による「世界食糧デー大会」を開催。

 食糧問題は、気候も左右されるが、かなりの部分は人為的な問題に関わっている。特に、食糧の国際的な商品化は、根本的な転換を必要としている。TPPの大きな問題性もここにある。

「Headline/ヘッドライン」:
・「教皇がジョージアとアゼルバイジャン訪問」
・「NCC「障害者」と教会問題委が声明 「いのち」を尊重し合う共生社会を」
・「米軍機墜落に抗議、訓練中止求める 日基教団西中国教区が声明」

<第二面>
「Topics/トピックス」:
・「社会」:「「命の最終的価値判断は神に」」「ルーテル学院大・江藤直純学長が調布市民講座」
 「命の始まりと終わり、人間の責任」をテーマに、ルーテル学院大学・江藤学長が市民向け講義を行う。9月6日と23日に調布市文化会館にて。調布市文化・コミュニティ振興財団主催の「ちょうふ市内・近隣大学講座」の一環。

 市民向けの発信の機会はきわめて貴重であり、それをコーディナイトする仕組みが必要。江藤先生の述べた「命の最終的価値判断は神に」は、わたくしも、以前に執筆した教科書の中で書いたフレーズであるが、実は問題はその先にある。

・「学会」:「阪神間の風景が作品の背景に」「関西学院大学で遠藤周作学会全国大会」
 遠藤周作学会の第11回全国大会が9月17日、関西学院大学で開催。

 9月のこの時期に学会が集中するのは、困ったことである。

・「教会」:「牧師が「ホンネで」語り合う番組」「「What The Pastors!!」1周年で公開録音」
 昨年配信が開始された、太平洋放送協会のWEB限定トークバラエティ「What The Pastors!!」が1周年を迎え、9月22日、お茶の水クリスチャンセンターで公開収録。

 こうした試みを広げるにはどうしたらよいのか。
 
 「Satellite/サテライト」:
・「マザー・テレサ列聖記念ミサ 岡山と山口で写真展も」
・「NCC宣教会議プレ集会 青年宣教を話し合う」
・「日基教団教区青年担当者会 青年伝道への覚悟問う」
・「熊本聖三一教会修復のためボランティアセンター移転」
・「東北学院大のステンドグラス 11月の講演で歴史的意義紹介」
・「「月刊レムナント」16年11月から復刊」

<第三面>
・終活「なんでも相談室Q+A」
 Q:「海外で亡くなった家族の葬儀は?」
 A:「然るべき手続きと相応の費用が必要」
今回のお相手:岡田守生さん(有限会社ディーズ代表取締役)

 「その多くを在外公館がサポートしてくれるはずですので指示を仰ぎましょう」 

・服部弘一郎(映画評論家)「スクリーンの中のキリスト教」「神なき時代のキリスト教映画(17)」
 「アレクサンドリア」(2009年)。 
 「キリスト教2000年の愚行カタログ」

 「長い歴史の中で、キリスト教は愚かな行為を積み重ねてきた。この映画はキリスト教の愚行の歴史を、1600年前のアレキサンドリアに集約しているのだ」「その一部は形を変えて、今でも生き起こっているのではないだろうか。」
 「人類は歴史の教訓を学ばない。過去の愚行から目を背ける人間たちの手で、同じ愚行は何度も繰り返される。」

 以上の指摘は、そのまま、現代日本に当てはまる。しかし、愚行であることに気づかない・賢明であるとの思い込み、これをどのように考え対処するかが、当面の問題かもしれない。
 この映画「アレクサンドリア」も、比較的最近のものとして記憶に残るものである。


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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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