ポスト近代とキリスト教思想

 最近のキリスト教思想の状況を論じる際に、ポスト近代(ポストモダン、ポストリベラル、ポスト世俗化時代・・・)ということについて、改めて考えさせられる機会があった。こうした用語は、使用者がそれぞれの仕方で用いる、しかも曖昧かるルーズに用いることが多く、明晰な概念規定など期待すべくもないのが、実情である。しかし、自分が使用する場合には、一定程度、きちんとした意味内容において使用するのは当然のことである。わたくしの考えについては、いずれ、別の場を借りてご紹介することになるが、ここでは、こうした作業の関連で、改めて読み直した、リオタールの著作を、「ポストモダン」という用語が普及するのに寄与した一冊を、取り上げたい。

ジャン=フランソワ・リオタール
『ポスト・モダンの条件──知・社会・言語ゲーム』
風の薔薇、一九八六年(原著:1979年)


第一章 領野/情報化社会における知
第二章 問題/正当化
第三章 方法/言語ゲーム
第四章 社会的関係/モダン時代における二者択一
第五章 社会的関係/ポスト・モダンの展望
第六章 物語的知識の言語行為
第七章 科学的知の言語行為
第八章 物語的機能と知の正当化
第九章 知の正当化の物語
第十章 脱正当化
第十一章 研究と遂行性によるその正当化
第十二章 教育と遂行性によるその正当化
第十三章 不安定性の探究としてのポスト・モダン時代の科学
第十四章 パラロジーによる正当化

原註
参考文献
訳者あとがき

 なお、リオタールと神学との関わりついては、次の文献が存在する。

Lieven Boeve,
Lyotard and Theology. Beyond the Christian master narrative of love,
Bloomsbury,
2014.
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