宗教哲学の諸問題2

 前回、イギリスの宗教哲学の伝統との関係で、ドン・キュピットを取り上げた。その後、イギリスの神学の動向について入手した情報において、ドン・キュピットの名前を、影響力のある神学者の中に見付けた。日本では、イメージしにくい点もあるものの、キュピットが興味深い神学者であることは確かであり、手元にあった、邦訳を紹介することにしたい。
 訳者の藤田一照さんとは、以前に、日本宗教学会の学術大会で、パネルでご一緒した仏教の僧侶の方であるが、国際的に活躍中と聞いている。

ドン・キューピット
『未来の宗教───空と光明』
春秋社、2008年。

日本語への序文
まえがき

序論 さあ、宗教的思惟を独学しなさい!
第1章 ふたたびはじめる
第2章 困難な仕事なのか?
第3章 手助けなしで覚者になった者
第4章 言語への転回後のヒューマニズム
第5章 生との格闘
第6章 理論と実践
第7章 新しい世界観
第8章 空
第9章 人間と動物
第10章 信条を抜きにした信仰
第11章 宗教的体験に抗して
第12章 純粋な思惟
第13章 純粋な宗教的思惟
第14章 〈存在〉、言語、輝き
第15章 空、輝き、真理、そしてリアリティー
第16章 空、輝き、人間性
第17章 何も隠されてはいない
第18章 さまざまな警告
終章 結論

原註
訳註
訳者あとがき

 キュピットのスタイルがよく現れた一冊である。日本でも、もう少し注目されてもよいのではないだろうか。邦訳としては、このほかには、『最後の哲学』(青土社)くらいだろうか。
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