ドイツ史とキリスト教

 この年末から年始にかけてやるべき仕事との関係で、近現代のキリスト教史について準備を始めつつある。近現代のキリスト教自体は、わたくしの専門に近いテーマであり、関連の文献はかなりの数てもとに存在している。しかし、これをかなりコンパクトにまとめるとなるとなかなか大変なことになる。もちろん、最近出版された類書を参照するのは、当然であるが、改めて、ドイツ史に限定してであるが、参考になると感じたのは、次の二つである。

1.森田雄三郎「プロテスタンティズムとルター主義」
 これは、望田幸男・三宅正樹編 『概説ドイツ史──現代ドイツの歴史的理解』 (有斐閣選書、1982年、46-61頁)に所収の文章であり、扱われる範囲も、また文章の頁数もきわめて限定されたものである。また、やや古い。しかし、簡単な歴史叙述にも個性が表れている点で、なるほどと感じさせられる。とこかくも、コンパクトで要を得ている。

2.阿部謹也 『物語 ドイツ史──ドイツ的とはなにか』 (中公新書、1998年)
 こちらは、なにしろ「物語」であり、いっきに読ませる面白さがある。音楽の話題が多いのも特徴である。
 歴史と物語は本来重なり合う人間の営みであり、そうしたことを前面に出したキリスト教史があってもよいかもしれない(もちろん、わたしはこんな仕事を引き受ける気はないが)。

 コンパクトで制約があるなりに、工夫のしようがあるとも言える。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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