文化の神学12

 バッハに触れるとまさに切りがなくなってしまうわけであるが、神学の分野からのものとしては、これははずせないと思われる。

Jaroslav Pelikan,
Bach Among the Theologians,
Fortress, 1986.  

Preface
Abbreviations

Introduction
1. The Four Seasons of J. S. Bach

Part I. The Theological Context of Bach's Church Music
2. The Musical Heritage of the Reformation
3. Rationalism and Aufklärung in Bach's Career
4. Confessional Orthodoxy in Bach's Religion
5. Pietism, Piety, and Devotion in Bach's Cantatas

Part II. Some Theological Themes
6. Themes and Variations in the Bach Passions
7. "Meditation on Human Redemption" in the Saint Matthew Passion
8. "Christus Victor" in the Saint John Passion
9. Aesthetics and Evangelical Catholicity in the B Minor Mass

Conclusion
10. Johann Sebastian Bach --- Between Sacred and Secular

Notes
Index

 ペリカンはもちろん、キリスト教思想史(教理史)の大家というべき研究者であるが、宗教文化史の広がりを有する研究にも特徴がある。バッハのほかにも、次のような、「文化の神学」にぴったりの著書がある。

Jaroslav Pelikan,
Faust the Theologian,
Yale University Press, 1995.

 こちらも、「文化の神学」文学篇で取り上げるべき文献である。先のバッハ論の結論の副題にあるように、「聖と俗の間」こそが、文化の神学の場であり、音楽は、この間の特徴的な現象と言えるだろう。聖と俗、公と私といった二分法は、あまりにも、おおざっぱで近似的な描像にすぎない。
 昨日は、クリスマスであったが、そもそも、クリスマス自体が、聖と俗の間に起こった出来事ではなかったのか。
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