今年の研究テーマ1

 今年の研究テーマにもさまざまあるが(宗教哲学、現代神学などはもちろん)、その中に、日本・アジアのキリスト教研究が存在する。これに関しては、思想研究という点では、昨年、 『近代日本とキリスト教思想の可能性──二つの地平の交わるところ』 (三恵社)をまとめることができた。しかし、これにはいくつかの続編が続くことになる。
 一つは、この著書で提示した方法論にしたがって、その具体的な適用として、無教会キリスト教(内村、矢内原、南原)を論じた諸論考をまとめることであり、もう一つは、思想研究の基盤となる、キリスト教研究の方法論的諸問題について、やはりこれまでの諸論考を整理することである。いずれも、すでに刊行ずみの論文をまとめることになるので、素材は基本的に揃っており、あとは、まとめるための時間の問題である(これが以外に時間を要する)。
 しかし、後者の「キリスト教研究の方法論的諸問題」については、つめの作業(一つ論文を追加することになる)が残っており、これがこの数ヶ月の作業となり、それが形になることを前提に、来年度の前半には、刊行にこぎ着ける、というのが、現時点でのスケジュールとなる。
 
 これとの関連で、今月21日に予定「東アジアキリスト教交流史研究会」での講演は、当初は、これまでの仕事のまとめ・紹介的なものと考えていたが、新しい議論を組み込むことになりそうであり、現在、考え中である。思想研究では思想独自の特性が問題になるが、東アジア・キリスト教史研究では、従来の歴史学的方法に加えて、社会科学的人類学的な手法が必要になる。考えるべきことは少なくないが、その手掛かりは、隣接の研究分野に見いだすことが可能である。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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