キリスト教研究と社会調査

 キリスト教研究と一口に言っても、その内容は多岐にわたり、その研究方法はそれに応じてさまざまである。しかし、近現代の日本あるいは東アジアのキリスト教研究を行う場合に、研究方法は文献研究に限らないことは容易に想像できることであろう。フィールド調査といわれる方法論を従来の文献研究とどのように組み合わせるのかが、問題になるはずである。実際、文化人類学や社会学の方法論を宗教研究に導入することは多く行われ、すでに重要な研究成果が獲得されている。
 しかし、たとえば、日本基督教学会の毎年の学術大会における研究発表を見てもわかるように、キリスト教研究においては、こうした方法論の導入はまだまだというのが現状である(従来の研究方法による研究が十分な水準を保てているかはまた別問題である)。
 こうした問題意識をもつならば、隣接する研究分野に学びつつ、社会調査・フィールド調査の手法の導入を試みるべきであろう。本ブログでも、こうした点で、入門的に文献を紹介してきているが、今回は、その一冊である。

原純輔
『社会調査──しくみと考え方』
左右社、2016年。

はじめに
第一章 社会調査の性格と用途
第二章 調査票と面接調査
第三章 標本と母集団
第四章 集計・分析・報告
第五章 さまざまな社会調査
第六章 社会調査の現在

参考文献
おわりに

 出版されたばかりの新しい文献であり、かつまた実際的な手法がわかりやすく説明されている(放送大学でのテレビ授業がもとになっている)。しかし、さしあたりは、第一章と第二章の基本をおえておきたい。


 
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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