『学術の動向』 から

『学術の動向』 2017. 2 (日本学術会議)が届きました。
 今回は、2016年ノーベル賞についての特別企画のほかに、二つの特集となっています。学問の消滅生成、世代の知という問題は、宗教研究とも十分に関わりを持ちうるテーマです。

【特別企画】大隅良典博士の2016年ノーベル生理学・医学賞受賞
・「オートファジー:ノーベル賞に至るまでの研究発展の経緯」 (中戸川仁)
・「大隅良典先生のオートファジー研究:辺境から生まれたノーベル賞」 (野田健司)
・「基礎科学の未来:大隅良典先生ノーベル賞受賞から考える」 (五神真)

【特集1】融合を問う:学問の消滅路生成の系譜学から
・「「社会数学」の生成・諸滅と部分的再生」 (隠岐さや香)
・「技術と学問のあいだ──実学化と純化に揺れた革命期の学問」 (中村正樹)
・「融合する学問としての農業経済学」 (藤原辰史)
・「融合の先にあるものは何か:環境学の現在から考える」 (福永真弓)
・「学問の融合を議論する」 (平田聡・瀬山倫子)

【特集2】世代の知をつなぐ 地方創生とイノベーション
・「地域産業イノベーションの創出──地域創生への愛媛大学の取組」 (仁科弘重)
・「地域産業における産学連携──紙産業の事例から」 (内村浩美)
・「産学官連携における機能性食品開発」 (菅原卓也)
・「愛媛県の取組」 (関口訓央)
・「産学官連携で実現する地域創生のまちづくり──大学・高等専門学校・専門学校の拠点が存在しない地方の挑戦」 (大久保武)
・「産学連携による植物生育診断装置の開発」 (岡田英博)
・「特集を振り返って──地域社会におけるイノベーション」 (吉田丈人)

 学問の融合は、知的世界の変動において繰り返されたものであり、宗教哲学も宗教学も、そしてキリスト教学も、こうした中で、一定の歴史的条件において生まれたものであり、それは未来永劫、存在し続けるものでも、し続けるべきものでもない。それは、念頭におく必要がある。もちろん、環境学が学問の融合であることはよくわかる。
 世代の知をイメージしたものと地方創成・イノベーションとの繋がりが、はじめは今ひとつ分からなかったが、問題は「世代の知」を「つなぐ」の中身にあるように思われる。学問についてしばしば世代論が用いられるが、「世代の知」とはそもそも何なのだろうか。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、今後開設の別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR