宗教改革関係文献2

 わたくしの場合、宗教改革については、研究室の先輩であり、日本を代表するルター研究者である、金子晴勇先生から多くの学びました。というわけで、しばらくは、金子先生の著書を取り上げます。
 今回取り上げるのは、金子先生のルター研究でももっともポピュラーなものです。しかし、この新書にまとめられた内容は、金子先生のルター研究のエッセンスと言ってもよいのではないでしょうか。人間論、自由意志論争、ヒューマニズムといった論点です。
 まずは、大学の1、2回生も、このあたりから勉強し始めるとよいでしょう。

金子晴勇
『宗教改革の精神──ルターとエラスムスとの対決』中公新書、1977年。

まえがき
第一章 人間と人間観
  1 肖像
  2 思想の出発点
  3 人間論
第二章 自由意志論争
  1 改革運動における協力
  2 分裂と論争
第三章 伝統と革新
  1 キリスト教と古典文化
  2 青年時代の体験と思想
  3 宗教改革の宣言書
  4 自由意志をめぐる論争
  5 宗教改革の精神
第四章 ヒューマニズムの偉大と悲劇
  1 対立する二つのヒューマニズム
  2 エラスムス対ルター
  3 神中心的ヒューマニズム
第五章 神の人間性
  1 聖書とギリシア悲劇
  2 ルターの逆説的神学
  3 キリスト観の相違
第六章 宗教改革と現代
  1 現代の無神論的ヒューマニズム
  2 ルターとドストエフスキイ
  3 遺産の受容

参考文献
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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