日本キリスト教の現状分析に向けて1

 日本のキリスト教については、さまざまな問題(総人口比とか、高齢化とか)が指摘されるが、現状を実証的に分析し、それに基づいた議論を行うということは意外になされてこなかったように思われる。議論は一部の主観的印象の過度の普遍化という弊害にとらわれることが多かったのではないだろうか。もちろん、教派教団の出版する年鑑は基礎資料として貴重であるが、分析はその先の問題であり、論じるべき問題は少なくない。
 こうした課題に関しては、まず、参照できる事例を取り上げるのが有益であろう。そこで、今回は、まず、次の文献を取り上げたい。一つの教会の状況を、教会教育という視点から、調査分析したものであり、社会学者が関与することによって、その学問的質が確保されているように思われる。

岩村信二・森岡清美
『教会教育による教会形成──大森めぐみ教会の場合』
新教出版社、1995年。

はしがき
第一章 大森めぐみ教会の教会教育の歩み
 はじめに
 第Ⅰ期 開拓伝道期(一九二七─四五年)
 第Ⅱ期 キリスト教ブーム期(一九四六─五八年)
 第Ⅲ期 教団紛争期(一九五九─七五年)
 第Ⅳ期 土着化期(一九七六─九三年)
 全期統計間

第二章 教会員の現状と教会教育の成果
 Ⅰ 教会員調査
 Ⅱ 教会教育を受けたことのある会員とない会員
 Ⅲ 教会教育の経験
 Ⅳ 家庭におけるキリスト教的しつけ──教会教育を支え、補うもの
 (附)座談会「私が受けた教会教育」

第三章 教会員の家族関係と家庭での宗教行事
 Ⅰ 教会員の家族関係
 Ⅱ 家庭での宗教行事

第四章 教会教育の成果と土着化の問題──仏壇に関する二度の座談会
 第一回座談会
 第二回座談会

総括対談──岩村信二・森岡清美

参考文献
あとがき・謝辞
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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