雑誌紹介3

 日独文化研究所年報が、届きました。研究所の60周年の記念号で、特集は「コンパシオーン(共生のパトス)」です。
 充実した内容です。

日独文化研究所年報
『文明と哲学』第9号
こぶし書房、2017年。

日独文化研究所六〇周年 
  回顧と展望 (大橋良介)
  日独文化研究所六〇周年に (ハインリヒ・プファイファー)
  川の流れのように (秋富克哉)
  店じまいへ向けて (木村敏)
  岡本道雄先生の思いで (阿部光幸)

特集 コンパシオーン(共生のパトス)
論考Ⅰ
 「私に触れてはいけない Noli me tangere」 「悲」の現象学(四)」 (大橋良介)
 古代日本における《悲劇精神》について 折口信夫の思索を参照して (関口浩)
 実在と善 『善の研究』における「哲学的研究」と「人生の問題」の関係 (水野友晴)
 対人援助のあり方とコンパシオーン 震災後傾聴ボランティアに携わる僧侶金田諦應の実践 (和田信)
 裁判員裁判と量刑改革における「共感」の意義 (高山佳奈子)
 三隅研次の目 惨と悲 (吉田馨)

論考Ⅱ
 文明・文化と「五」 (谷徹)
 哲学の家郷 西田とハイデッガーの哲学的対話に向けて(三) (秋富克哉)
 西田幾多郞の「行為的直観」と「活動的生/観想的生」 アーレントを手がかりに (太田裕信)
 「文化」と「文明」の相克 ニーチェ哲学における「文化」の〝二面性〟を手がかりとして (田邊正俊)
 人はいかにして空間を言語化するのか 日独語を例に (小川暁夫)
 ことばの意味をめぐって 言語哲学への言語学の応答 (宮下博幸)

対談
 ドイツと日本の「美」のかたち (神林恒道+秋富克哉)

公開シンポジウム「ことば」
 《翻訳文かとしての法律学》閑話 (初宿正典)
 踊りを翻訳する バレエと暗黒舞踏を糸口に (貫成人)

学術交流講演
 自我トンネルから抜け出す道 現象学の現代的意義 (トーマス・フックス)

編集後記
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、今後開設の別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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