研究計画に関連して

 今年度の研究計画については、すでに簡単なものを、本ブログに掲載しているが、連休の時期に、関連する事項について、さまざまなことを考えることができた(連休といっても、実質的にはあまり変わりなく、研究室で仕事を行っており、予定された仕事の中心的な部分は順調に進められた)。たとえば、論文執筆の依頼を受け、引き受けることになった(かなり迷ったが)。あまり先々まで仕事が詰まってしまうのは好ましくない・・・。

 現在、細部を詰めつつあるのは、一つには、最近取り上げてきている「クィア神学」の関わるものであり、フェミニスト神学の文脈を拡張する(転換する)仕方で、議論を展開できないかと考えている。これについては、いずれ、形にすることになる。以前にも、ファミニスト神学に関連しては、「現代思想とキリスト論」 (水垣渉・小高毅編『キリスト論論争史』日本基督教団出版局、2003年)と「モデル論とエコロジー神学」(芦名定道『自然神学再考──近代世界とキリスト教』晃洋書房、2007年)で、一定程度は論じたことがあるが、今回は、その後の議論を行うことになる。
 もう一つは、「アフリカのキリスト教」である。これはわたくしの私見であるが、21世紀は全体として見たとき、おそらく、アジアの世紀に加えて(あるいはそこから移行して)、アフリカの世紀となると予想(期待)される。そこで、その動向を検討しようとするわけであるが、それには、まだデータが不足している。手元にあるのは、さしあたり、次のものである。

・David B.Barrett, George T.Kurian, Todd M.Johnson (eds.),World Christian Encyclopedia. A comparative survey of churches and religions in the modern world. Vol.1 second edition, Oxford University Press, 2001. (第1版は邦訳があり、参照できる。)
・ヴァージニア・ファベリア、R.S.スギルタラージャ編『〈第三世界〉神学事典』日本キリスト教団出版局、2007年。
・エイドリアン・ヘイスティングス『アフリカのキリスト教──ひとつの解釈の試み』教文館、1988年。
・吉田憲司『宗教の始原を求めて──南部アフリカ聖霊教会の人びと』岩波書店、2014年。
David Tohghou Ngong (ed.), A New History of African Christian Thought. From Cape to Cairo, Routledge, 2017.

そのほかにも、アパルトヘイトに関連したものはかなりの研究が存在し、また、ティリッヒ研究でアフリカに関連したものなどを加えれば、それなりにデータはあるわけだが。もちろん、アジアもそうであるが、アフリカと言っても、そもそも一口で言えるようなものではないことが問題である。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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