解放の神学3

 1985年は、日本において解放の神学が大きく認知されることになった年とも言えるが、この年、上智大学を会場に「解放の神学」をテーマとした国際シンポジウムが開催された(1985年11月29日~12月1日)。そして、翌年、このシンポジウムの紹介・報告として出版されたのが、次の文献である。

G・グティエレス、A・マタイス
企画:上智大学社会正義研究所
『国際シンポジウム 解放の神学』
明石書店、1986年。

オリエンテーション (アンセルモ・マタイオス)

●基調講演 part.1
 『解放の神学』──神について語ること (グスタヴォ・グティエレス)

●基調講演 part.2
 解放の神学はアジアの教会で可能か (アロイジゥス・ピエリス)

●分科会 part.1 聖書における解放
 聖書における解放 (宇佐美公史)
 聖書が告げる「解放」のメッセージ (堀田雄康)
 聖書理解の場 (粕谷甲一)

●分科会 part.2 「バチカンのとる Option for poor」
 バチカンのとる Option for poor (相馬信夫)
 「貧しい人々に対する優先的な選択」の意味 (グスタヴォ・グティエレス)
 豊かな社会と解放の神学 (酒井新二)

●分科会 part.3 南米における解放の神学
 南米における解放の神学 (恒川恵市)
 近代ラテン・アメリカの社会変動と「解放の神学」 (グスタボ・アンドラーデ)
 解放の神学を生んだ背景──ブラジルの例 (水野一)
 解放の神学の限界──政治的党派でないこと (グスタヴォ・グティエレス)

●分科会 part.4 アジアにおける解放の神学
 アジアにおける解放の神学 (山田経三)
 社会変革と宗教者たち──アジアの旅から (ルーベン・アビト)
 韓国の「民衆の神学」について (東海林勤)

共同の祈り (ルーベン・アビト/東海林勤)

●パネルディカッション 解放の神学と私たち
 解放の神学の日本人的課題 (磯村英一)
 日本における解放の神学の意義──軍国主義と経済主義 (恒花秀武)
 日本における「人間の解放」とキリスト者の役割 (中平健吉)
 自己中心の世界から貧しい人々への隣人へ (グスタヴォ・グティエレス)

あとがき (アンセルモ・マタイオス)

 グティエレス、ピエリスが、日本で公演を行ったことは記念すべき出来事と言える。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR