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日本宗教学会・公開シンポジウム

 昨日は日本宗教学会の学術大会初日で、公開シンポジウムが行われました。会場校の帝京科学大学の企画による、「宗教と科学のあたらな世界」とテーマのシンポジウムは、石黒浩さんの基調講演をメインとしたものでしたが、まさに「新たな世界」を感じさせる刺激的で充実したものとなりました。さすがロボット工学の最先端を担う研究者であり、宗教学の分野を専門にするものにも、多くの考えるヒントを与えるものでした。
 以下、メモより、印象に残ったことを、紹介します。

・アンドロイドは人間とは何かを考えるヒントとなる。「ロボットは人間を映す鏡である」。
・「存在感」については、観察による場合と、想像による場合があり、ポイントは後者。
  複数の(2つの)モダリティの組み合わせが、想像力(積極的)を刺激し、存在感を生じる。  
  ハグビーの例は説得的
・日常と非日常、現実と非現実、実在と非実在の組み合わせが、想像力をかき立てる。
・自律的アンドロイドの可能性。これはロボット工学の目標・夢であるが、この実現については、見解が分かれる。
 階層的モデル:欲求/意図/動作
・「この世に生き残る使命」。これはなんだろう。進化(遺伝子と技術)において働いているもの。
・技術による進化は無機物化、身体の無機物化。
 身体・有機体とは何か。無機物に知性を与えるという存在。

 身体の問題は重要。身体は、人間の有限性・具体性の場となるが、それは、人間では自己参照性を介して不安を生じ、これが宗教に関係する。サイバネティックス的不死という問題が問われることになるが、波多野精一が行った永遠についての分析を参照するともっと精密な議論ができる。

 考えるべきこと、さらに進むべき先がある。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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