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キリスト教思想の焦点としての言語30

 「キリスト教思想と言語」という問題は多岐にわたり、多くの論点・テーマを含んでいます。これまでの流れて言えば、このあたりで、解釈学を取り上げることも考えられますが、解釈学については、手元にある文献がかなりの数にのぼるため、今の段階では着手することが困難です。そこで、これまでの紹介文献における、テキスト、読者、読解という連関に注目し、受容美学へと進み、その後、テリー・イーグルトンとノースロップ・フライという文学研究・文学批評の大家へと紹介を続けることにします。

 今回は、受容美学から。
 「本を読む」とは、読者がテキスト世界を理解する、受容することとして捉えることが可能であり(新しい文学史研究)、受容から美的体験へ、あるいは読者による意味構成へと議論を組み立てることができる。前者はヤウス、後者はイーザーという論者に結びつけられ、両者の議論は、通常、受容美学・受容理論として語られる。こうした理論の進展は、哲学のテキスト理論(リクール)や聖書解釈学において注目されることになり、キリスト教思想にとっても注目すべき動向であった。

 ヤウスの受容美学の代表作は、次の文献。

H・R・ヤウス
『挑発としての文学史』
岩波書店、1999年。

日本語版への序文

Ⅰ 挑発としての文学史
Ⅱ 芸術の歴史と一般史
Ⅲ 芸術時だの終焉
  ──ハイネ、ユゴーおよびスタンダール
     における文学革命の諸相

原注
訳注
あとがきにかえて 

 原著は次の通り。

Hans Robert Jauß,
Literaturgeschichte als Provokation,
Suhrkanmp, 1970.

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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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