ワークショップのお知らせ・追加
すでに、本ブログにおいて、今週土曜日(1月11日)のワークショップの案内を行ったが、若干の説明を追加したい。
このワークショップは、文学研究科の英語学英文学専修の家入先生(英語史)を中心に、それにわたくしがキリスト教研究の視点で協力する形で企画された。これまでにあまり例のない組み合わせであり、どのような研究の展望が開かれるかは、今回のワークショップ次第であり、その点、きわめて楽しみである。新しい研究を展望するというのが、今回の最大のねらいである。
しかし、これまでのキリスト教研究との関係については、十分に説明可能であり、その点について、わたくしの発表の趣旨と合わせて説明しておきたい。
わたくしの発表は次のようなものである。
芦名定道 「アジア太平洋地域のキリスト教の相互交流――アメリカ・ハワイ、日本・沖縄、台湾」
これだけでは、何が論じられるかについて、漠然として捉えにくいと思われるが、議論(30分)は、次の順序で進められる。
1.はじめに
2.キリスト教と移動・交流の意義
3.太平洋地域のキリスト教
4.むすび
1と2は、キリスト教研究という視点から、「移動・相互交流」という問題の意義を論じる発表全体の導入になる。ここでは、歴史的な事例を参照しつつ、キリスト教という宗教にとって、移動・相互交流が基本的な存在様式の一つであることが示される(キリスト教は移動する宗教である)。この議論の中で、近代以降のキリスト教にとっての、アジア太平洋地域の意義が言及される。
この1と2を受けて、発表の本論は、「3」である。ここで、「太平洋地域」(「アメリカ・ハワイ、日本・沖縄、台湾」)におけるキリスト教の移動・相互交流が扱われることになるが、もちろん、これはわたくしの専門領域ではない。議論は主に最近の研究動向を紹介し分析するという形を取ることになる。ここで示さねばならないのは、「資料と活用」という視点から何が言えるかである。これがもっとも難しい点であるが、今のところ、「4」で、宣教師の残した書簡を中心とした資料の意義について触れ、可能ならば、聖書翻訳という問題において、言語の問題との接点が示せればと考えている。
必ずしも明確な方向性が確立された研究テーマを扱うというののではなく、今後の研究の可能性を探るという趣旨であるので、それぞれの研究関心から、ワークショップに参加いただければと考えている。
このワークショップは、文学研究科の英語学英文学専修の家入先生(英語史)を中心に、それにわたくしがキリスト教研究の視点で協力する形で企画された。これまでにあまり例のない組み合わせであり、どのような研究の展望が開かれるかは、今回のワークショップ次第であり、その点、きわめて楽しみである。新しい研究を展望するというのが、今回の最大のねらいである。
しかし、これまでのキリスト教研究との関係については、十分に説明可能であり、その点について、わたくしの発表の趣旨と合わせて説明しておきたい。
わたくしの発表は次のようなものである。
芦名定道 「アジア太平洋地域のキリスト教の相互交流――アメリカ・ハワイ、日本・沖縄、台湾」
これだけでは、何が論じられるかについて、漠然として捉えにくいと思われるが、議論(30分)は、次の順序で進められる。
1.はじめに
2.キリスト教と移動・交流の意義
3.太平洋地域のキリスト教
4.むすび
1と2は、キリスト教研究という視点から、「移動・相互交流」という問題の意義を論じる発表全体の導入になる。ここでは、歴史的な事例を参照しつつ、キリスト教という宗教にとって、移動・相互交流が基本的な存在様式の一つであることが示される(キリスト教は移動する宗教である)。この議論の中で、近代以降のキリスト教にとっての、アジア太平洋地域の意義が言及される。
この1と2を受けて、発表の本論は、「3」である。ここで、「太平洋地域」(「アメリカ・ハワイ、日本・沖縄、台湾」)におけるキリスト教の移動・相互交流が扱われることになるが、もちろん、これはわたくしの専門領域ではない。議論は主に最近の研究動向を紹介し分析するという形を取ることになる。ここで示さねばならないのは、「資料と活用」という視点から何が言えるかである。これがもっとも難しい点であるが、今のところ、「4」で、宣教師の残した書簡を中心とした資料の意義について触れ、可能ならば、聖書翻訳という問題において、言語の問題との接点が示せればと考えている。
必ずしも明確な方向性が確立された研究テーマを扱うというののではなく、今後の研究の可能性を探るという趣旨であるので、それぞれの研究関心から、ワークショップに参加いただければと考えている。
スポンサーサイト