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近代キリスト教とメソディズム

 近代キリスト教は、キリスト教史においては、決して長い期間として存在するわけではなく、中世を「長い中世」として考えれば、現代を加えても、2000年を超えるキリスト教史の最近の300年程度を占めるに過ぎない。しかし、もし、今後キリスト教史が長く継続するとすれば、この「近代」は、かなり重要な時期・時代として位置づけられることになるのではないだろうか。
 この近代のキリスト教を論じる上で、重要な役割を果たしているのが、イギリスに発するメソディズムである。神学思想としてのメソディズムの重要性は当然として、しかし、それとともに、あるいはそれ以前におさえておくべきは、メソディズムの社会史的な理解であろう。その点で、次の文献は、興味深い。日本におけるメソディズム研究としては、ユニークである。

山中弘
『イギリス・メソディズム研究』
ヨルダン社、1990年。

はじめに
凡例

序論
第一章 社会・宗教的背景
第二章 メソディズムの成立と展開
第三章 ウェスレーの思想と権威
第四章 ウェスレー死後の時代と混乱
第五章 組織的発展と変化
第六章 パンティング体制の形成と確立
第七章 『ハライ・シーツ』事件
結語


参考文献

 もちろん、メソディズム研究は、この文献以降、30年の経過の中で進展してきているものと思われる。しかし、社会史的研究の重要性は決して低下しておらず、本書も、参照すべき研究史の位置を占めている。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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