科学技術とキリスト教(2d)

 今回は、岩波講座『現代思想』の13巻に収録の文献を紹介します。この13巻が出版された当時は、思想や哲学に関わるもので、岩波書店をはじめ、かなりの数の講座、叢書、シリーズが出版された。わたくしの研究室にも、少なからぬ数の講座物が書棚を占領しているが、この『現代思想』の講座は、類似のものの中でもよく出来ている、読み応えのある講座であったとの印象をもっている(なにしろ、20年ちかくも昔のことなので)。時期的には、前任校の大阪市立大学在任の最後の頃で、その点からも思い出に残っている。

『テクノロジーの思想』
岩波書店、1994年。

一 技術の基本思想
 1 技術の哲学(村田純一)
 2 分岐点における技術と社会──科学技術の政治経済学(須藤修)
 3 エネルギーとエコロジー(高木仁三郎)
 4 戦争と科学技術(三宅宏司)

二 現代技術の形成と普及
 5 電気技術ネットワークの普及──実験室・劇場・生活空間(慎蒼健)
 6 テクノロジーの表象としての建築(八束はじめ)
 7 ディスクールとしてのデータベース(マーク・ポスター)

三 文化のなかの技術
 8 技術制度の思想史(中山茂)
 9 新技術の受容と意識の構造(堀尾尚志)
 10 コンテクストのなかの技術(メルヴィン・クランツバーグ)

 高木仁三郎や中山茂の名前も見える。この講座には、この13巻と関連の深いものとして、10『科学論』、11『精密科学の思想』、12『生命とシステムの思想』なども収録されており、合わせて読むべきかもしれない。 
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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