9月、学会シーズンへ

 いよいよ本日から9月となり、大学は夏休みの最中で、後期の授業までは、1ヶ月ほど時間があります(しかし、多くの大学では、9月下旬から後期の授業が始まし、わたくしの非常勤講師としての授業は9月21日が初回です)。学生にとっては、まだまだまとまったことのできる余裕の時期かもしれません。

 しかし、8月上旬まで、試験やレポートがあり、ようやく休みを満喫しつつあるのに、一方では集中講義の期間が始まっており、9月は様々な専修に関係の集中講義が下旬までびっしり詰まっています。キリスト教学専修の集中講義も、9月3日(月)~9月7日(金)までの日程で、西南学院大学の津田謙治先生(キリスト教学出身者)を迎えて行われます。テーマは、「ヘレニズム哲学とキリスト教思想」で、概要は以下の通りです。

「ヨーロッパ思想の根幹となって西洋文化を築いてきた根源的な思潮が二つあるといわれる。それは、ヘレニズム(ギリシア思想)とヘブライズム(ユダヤ・キリスト教思想)である。この両者はその発生の時と所および基本的な思想態度を異にしながらも、古代末期において出会い、以後の西洋の歴史において対立・融合を繰り返して西洋の思想の歴史を織り成してきた。本講義はこの両者の基本的な思想態度の相違をその源泉、すなわちギリシアの文学・思想的文献(プラトン、アリストテレス、ストア主義等)およびユダヤ・キリスト教文献(旧・新約聖書、教父文献等)に遡って考察し、西洋思想の歴史における両者の対立と融合の過程とを古代から中世にわたって跡付ける。」

 また、9月はキリスト教学専修に関係の深い二つの学会の学術大会が月の前半に予定されており、そこで、研究発表を行うことになっている博士後期課程の大学院生は、のんびり夏休みとはいかない状況でしょう。実は、今年度は新しい試みとして、8月30日と31日に、学会発表の予行をかねて、「大学院生研究発表会」を企画しました。書評発表や他大学の学生の発表も合わせて行われましたが、第二演習と呼ばれる院生発表演習に準じる扱いにし、修士課程の学生も含めた形にしてあります。おそらくは、この企画は、毎年の恒例になるものと思います(これまでも、学会発表の予行は非公式に行ってきましたが、どうせなら、より公的な形にしようということです)。そして、この会が、キリスト教学専修の前期の打ち上げになります(31日の発表会後に食事会を行いました)。

 集中講義が終われば、次は日本宗教学会と日本基督教学会の学術大会、ここまで来れば、後期の授業は目の前です。それぞれのテーマにしたがって、貴重な時間を有意義にお過ごしください。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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